最下層からの成り上がり投資術!
【第179回】 2015年9月15日公開(2015年9月15日更新)
バックナンバー

「最下層からの成り上がり投資術!」

著者・コラム紹介

最下層からの成り上がり投資術!

藤井英敏 ふじい・ひでとし

カブ知恵代表取締役。日興證券、フィスコ等を経て05年にカブ知恵を設立。歯に衣着せぬ語り口が個人投資家に人気。雑誌「ザイ」をはじめ多方面に活躍中。

藤井 英敏

FOMCとシルバーウィークを控えた今週、
日本の個人投資家がすべきこととは?

 14日の日経平均株価は前週末比298.52円安の1万7965.70円と大幅に3日続落しました。14~15日の日本の金融政策決定会合や、16~17日の米国のFOMCの結果を見極めたいとして買い手控えムードが強い中、上海株式相場が大幅安となり、投資家心理が一段と悪化し、日経平均株価は1万8000円大台を割り込みました。このように足元の日本株は冴えない動きになっています。

日経平均株価チャート(月足・10年)*チャート画像をクリックすると最新のチャートがご覧になれます。SBI証券HPより

 それにしても、9日の日経平均株価の動きにはビックリしました。

 9日の日経平均株価は前日比1343.43円高の1万8770.51円でした。前日の海外株式相場の大幅上昇の流れ受け、買い戻しが買い戻しを誘う展開となった結果です。日経平均株価の上げ幅は、1994年1月31日の1471.24円以来、21年7カ月ぶりの大きさで、歴代では6番目の大きさでした。また、東証1部銘柄上場銘柄の98.9%に相当する1877銘柄が上昇し、1997年2月3日以降で最多となりました。

 しかしその後、翌10日は前日比470.89円安、11日は35.40円安、そして、14日は298.52円安と3日続落しました。3日間の下げ幅は804.81円と、9日の上げ幅の59.91%を失いました。やはり、景気減速懸念を背景に上海株が軟調で、9月のFOMCでの米利上げの有無の不透明感が強いため、日本株も売り圧力が勝る状況が続いているようです。

海外投資家は売り越し、個人投資家は買い越し。
上昇トレンドへの変化には海外勢の買い転換が必須

 需給面では、9月第1週(8月31日~9月4日)の投資部門別株式売買動向では、海外投資家は4週連続で売り越しです。売越額は4817億円で、前週の7070億円から減ったものの、売り越し姿勢に全く変化がありません。一方、個人投資家は4週連続で買い越しです。買越額は3378億円でした。また、信託銀行は2週連続で買い越しです。買越額は2552億円でした。

 海外勢の売りを、年金と個人の国内勢が買い向かうという構図が続いています。やはり、足元の下落トレンドの変化には、海外勢の売りが細ったり、買い転換してこないと厳しいでしょうね。

 また、日経平均株価については、テクニカル上、本格的な戻りに入るには、200日移動平均線(14現在1万9098.35円)を超えてこないと難しいとの認識です。同線を下回っているうちは、中長期的な日本株の需給は悪く、買い勢力よりも、売り勢力の方が強い状況が続く見通しです。このため、同線を下回っているうちは、基本スタンスは、「売り」ということになります。

 具体的には、順張り的に「下がれば売り」を基本とし、逆に、相場が上がれば、逆張り的に「戻り売り」ということになります。

FOMCの利上げの有無は別にしても
今週は無理に日本株を売買する必要なし

 16~17日の米国のFOMC(連邦準備制度理事会)に関しては、利上げするかどうかまったく予想がつきません(編集部注:発表は日本時間9月18日・金曜日の午前3時)

 ただ、ここ最近、「利上げした場合、相場はアク抜けする(悪材料が出尽くして下落がひと段落する)」といった評論家などの見方が散見されます。しかし、私はそうなるといいけど、本当にそうなるのかと、懐疑的にみています。

 現状の状況で、利上げが断行された場合、新興国通貨の下落に拍車が掛り、安全通貨とされる円が急騰。資本流出懸念の強まりから、中国株の下落が急ピッチに進む。同時に、中国の景気減速懸念から、原油価格を中心とした商品価格の下落に拍車。この世界的なデフレ懸念を嫌気する格好で、リスクオフのムードが一段と強まり、世界同時株安が起こる。アジア通貨危機のような様相を呈する。こんな展開もあるのはないかと考えています。

 現時点では、「アク抜け(楽観シナリオ)」を期待しつつ、逆の「悲観シナリオ」も用意して、固唾を飲んで、FOMCの結果を待つしかありません。

 日本人にとって、株を買いにくいのは、16~17日のFOMCの結果が出てすぐに、19日から23日までのシルバーウィークに突入してしまうことです。この日本のシルバーウィーク中、何が起こるかわからないので、腰を据えた売買をしにくいのです。この期間中、海外株式市場が順調に上がってくれれば問題ありません。しかし、逆に、波乱の展開となれば、投資家の大部分を占める買い方は、休み中、そして休み明け、不愉快極まりない状況を余儀なくされますから。

 そうこう考えると、今週は、無理して日本株をいじる必要性は乏しいと思います。オール・キャッシュにして、シルバーウィーク明けに、売りなのか、買いなのかを判断し、ポジションを作っていいのではないかと思います。「兜町は明日もある」との相場格言を想起するべき局面ではないでしょうか(笑)。

チャイナショックからの下落は経済危機の可能性も。
米企業の収益が悪化し始めているので注意が必要

 ところで、ユダヤ教のラビが執筆した「The Mystery of Shemitah」の「7年ごとのシュミッター年(ユダヤ歴の安息年)には経済危機が起こる」という指摘が、市場の一部で話題になっています。

 現時点では、夏のチャイナ・ショックを機に世界の株式市場は下落していますが、経済危機と表現するほどの惨状に発展している訳ではありません。しかし、今の水準から世界の株式市場の下落が加速するようだと、経済危機に発展する可能性は高まります。

 ちなみに、15年前半の米主要500社の営業利益率は9.4%と12年以来の低水準で、第3四半期(7~9月期)の主要500社の1株利益(EPS)も減少が見込まれているそうです。米企業収益の悪化を嫌気する格好で、米国株が下がり始めると、ちょっとヤバイかもです。中国もダメ、米国もダメということになると、市場の雰囲気はまさに「お先真っ暗」ということになりかねません。

 現状のような不透明感が強く、ボラタイルな相場では、あなたは、ドラゴンクエストシリーズでの作戦コマンドである「いのちだいじに」を選択するべきです。そして視界が良好になったら「ガンガンいこうぜ」にコマンドを変更すればよいでしょう。

 今は、とにかく、種銭を減らさないことに腐心するべきだと思いますよ。この困難な状況を上手く立ち回ることができ、生き残ることができれば、次に来るであろう上げ相場で、相当の果実を得られるはずですから、是非、「いのちだいじに」頑張ってください(笑)。
 

株主優待名人の桐谷さんお墨付きのネット証券!最新情報はコチラ!
ネット証券口座人気ランキングはコチラ!
NISA口座を徹底比較!はコチラ
株主優待おすすめ情報はコチラ!
株主優待名人・桐谷さんの株主優待情報はコチラ!

【2016年12月時点・最新情報】
◆【ネット証券会社おすすめ比較!】
手数料、取引ツールetc.で比較!おすすめネット証券はココだ!

株式売買手数料(指値) ※松井証券は一日定額制の手数料 口座開設
10万円 30万円 50万円
 ◆楽天証券
139円 272円 272円
ネット証券比較!人気ランキング!楽天証券の詳細情報はこちら!
【楽天証券のメリット】
2016年5月に手数料を大幅改定
し、ネット証券でも格安レベルでお得な「超割コース」が誕生! 約定代金が安くても高くても、割安な手数料で売買できるようになった。この「超割コース」のほか、「ワンショットコース」「いちにち定額コース」もあり、自分の売買高に応じてお得な料金コースを選べるのも魅力。また、取引はもちろん、ニュース、投資情報、入出金などに使えるトレードツールの元祖「マーケットスピード」が有名。「日経テレコン」では日経新聞の記事も無料で購読が可能。さらに、国内外の多彩な商品揃えも特長で、投資信託が2000本以上米国や中国、アセアンなどの海外株式、海外ETF、金の積立投資もできるので長期的な分散投資にも便利。投資に役立つメールサービス「マーケットアロー」や毎日読める投資レポート&コラムは、投資の知力アップにおすすめだ。
【関連記事】
◆楽天証券おすすめのポイントはココだ!~使いやすいトレードツール「MARKETSPEED」がおすすめ!
◆【楽天証券の株アプリ/iSPEEDを徹底研究!】ログインなしでも利用可能。個別銘柄情報が詳細で見やすい!
楽天証券の公式サイトはこちら
 ◆松井証券
0円
(一日定額制の場合)
300円
(一日定額制の場合)
500円
(一日定額制の場合)
証券会社(ネット証券)おすすめ人気ランキング!松井証券の詳細情報はこちら!
【松井証券のメリット】
松井証券のメリットは、なんといっても1日の約定金額の合計が10万円以下であれば手数料が無料になる点。資金が少なく、複数の銘柄に分散投資する初心者の個人投資家にはおすすめだ。「顧客満足度調査」で第1位を獲得しており、取引ツール「ネットストックハイスピード」の利便性などは折り紙つき。チャートの形状で銘柄を検索できる「チャートフォリオ」をより利用しているという株主優待名人・桐谷さんも「初心者に特におすすめ」と太鼓判デイトレード限定で手数料が無料になる「一日信用取引」手数料が激安になる「一日先物取引」など、専業のデイトレーダーでも利便性が高いサービスが充実しているので、初心者以外にもおすすめ!
【関連記事】
◆「株初心者&株主優待初心者が口座開設するなら、おすすめのネット証券はどこですか?」桐谷さんのおすすめは松井、SBI、東海東京の3社!
◆松井証券のおすすめポイントはココだ!~松井証券の無料サービスと個性派投資情報を使いこなそう!
松井証券の公式サイトはこちら
 ◆カブドットコム証券
90円 250円 250円
ネット証券比較!人気ランキング!カブドットコム証券の詳細情報はこちら!
【カブドットコム証券のメリット】
口座開設を申込後、最短で翌日から取引可能なので、思い立ったらすぐに株式投資を始められるのが魅力。「リスク管理追求型サービス」として、逆指値やトレーリングストップなど、自動売買ができる。リスクを抑えつつ、利益追求が目指せるため、日中に値動きを見られないサラリーマン投資家にピッタリ!一方、短期売買に役立つのが板発注機能装備のトレードツール「kabuステーション」だ。「リアルタイム株価予測」を備え、その日盛り上がりそうな銘柄を予測する。三菱UFJフィナンシャル・グループである点も強み。同グループ関連の指定のETFは、手数料無料の「フリーETF」として、低コストな分散投資に役立つ。その他、スクリーニングツール「kabuナビ」、アナリストレポートは、自分なりに旬の銘柄を探したい人に役立つ。投資信託の積立は最低500円からできるので、投資初心者にもおすすめだ。
【関連記事】
◆【カブドットコム証券おすすめのポイントはココだ!】無料の「フリーETF」や 最強銘柄選びツールの賢い使い方とは?
◆IPOに当選して儲けたいなら「主幹事証券」を狙え!通常の引受証券の50~100倍も割当がある主幹事と主幹事のグループ会社の攻略がIPOで勝つ秘訣!
カブドットコム証券の公式サイトはこちら
株式売買手数料(指値) ※松井証券は一日定額制の手数料 口座開設
10万円 30万円 50万円
 ◆GMOクリック証券
88円 241円 241円
ネット証券比較!人気ランキング!GMOクリック証券の詳細情報はこちら!
【GMOクリック証券のメリット】
株式売買手数料の安さはネット証券でも最安レベルで、株主優待名人・桐谷広人さんも利用している人気の証券会社。近年は各種ツールや投資情報の充実度もアップしており、ネット証券で上位5社に食い込むほど急成している。本格派のトレードツール「スーパーはっちゅう君」は株と先物取引の両方に利用できる優れもの。また、商品の品揃えは、株式、先物・オプション、FXのほか、CFD(差金決済取引)まである充実ぶり。CFDでは「日本225」「原油」「米国30」ほか、株式指数、商品(コモディティ)指数、人気の外国株など多彩な取引ができるので、この1社でほぼすべての投資対象をカバーできて便利だ。頻繁に売買しない初心者やサラリーマン投資家はもちろん、信用取引やCFDなどのレバレッジ取引も活用する専業デイトレーダーまで、幅広い投資家におすすめ!
【関連記事】
◆株主優待名人の桐谷さんお墨付きのネット証券は?手数料、使い勝手で口座を使い分けるのが桐谷流!~桐谷広人さんの「ネット証券口座事情」~
◆GMOクリック証券のおすすめポイントはココだ!~コストが激安な上にツール、情報も充実して大手ネット証券に成長
GMOクリック証券の公式サイトはこちら
 ◆マネックス証券
100円 250円 450円
ネット証券比較!人気ランキング!マネックス証券の詳細情報はこちら!
【マネックス証券のメリット】
日本株投資に役立つ「決算&業績予想」、信用取引ではリスク管理に役立つ信用取引自動決済発注サービス「みまもるくん」が便利。米国株は最低手数料5ドル(税抜)からお手軽に投資が可能で、米国ETFを通じて世界中に分散投資できる。投資先の調査、リスク管理、リスク分散など、じっくり腰をすえた大人の投資ができる証券会社と言えるだろう。一方、短期・中期のトレードに役立つツールもそろっている。逆指値ほか多彩な注文方法が利用できる上に、板発注が可能な高機能無料ツール「新マネックストレーダー」が進化中だ。日本株、米国株、先物取引についてロボットの投資判断を日々配信する「マネックスシグナル」も提供しており、スイングトレードに役立つ。
【関連記事】
◆【マネックス証券おすすめのポイントはココだ!】日本株手数料の低さ、ユニークな投資ツールが充実しているネット証券大手
マネックス証券の公式サイトはこちら
 ◆SBI証券
139円 272円 272円
ネット証券比較!人気ランキング!SBI証券の詳細情報はこちら!
【SBI証券のメリット】
証券口座開設数300万超はネット証券で1位。そもそも手数料の安さが人気の理由だったが、安いだけでなく、大手ならではの他社に秀でたサービスにも注目したい。たとえば、投資信託の取り扱いは2000本超でダントツ。IPOの取扱いもネット証券で1位。PTS取引(私設取引システム)も利用可能で、一般的な取引所より有利な価格で株取引できる場合がある。海外株式は、米国、中国、ロシアのほか、ASEAN株式も取り扱うなど、とにかく商品の種類が豊富だ。低コストで幅広い金融商品に投資したい人には必須の証券会社と言えるだろう。
【関連記事】
◆「株初心者&株主優待初心者が口座開設するなら、おすすめのネット証券はどこですか?」桐谷さんのおすすめは松井、SBI、東海東京の3社!
◆SBI証券のおすすめポイントはココだ!~IPOの多さ&夜間取引、銀行との連携など独自サービスも充実のネット証券最大手
◆IPOに当選して儲けたいなら「主幹事証券」を狙え!通常の引受証券の50~100倍も割当がある主幹事と主幹事のグループ会社の攻略がIPOで勝つ秘訣!
SBI証券の公式サイトはこちら
*1 松井証券の手数料は一日定額制の場合 ※手数料は各社とも税抜

 

手数料の安さ、外国株や投資信託の豊富さに加え、
口座開設すれば利用できる「日経テレコン」で
日経新聞の無料購読も可能!⇒関連記事はこちら

ザイ・オンラインおすすめのネット証券会社!楽天証券の公式サイトはこちら

 

日経新聞が無料で購読可能! NISAの手数料が最安! 口座開設の早さはピカイチ!
楽天証券
楽天証券
手数料の安さ、ツールの
使いやすさが魅力!
マネックスの口座開設はこちら!
マネックス証券
日本株も海外株もNISAの手数料が無料
カブドットコム証券証券の口座開設はこちら!
カブドットコム
証券

最短翌日に取引可能な
スピード口座開設も!
取引ツールで日経新聞が無料で読めるメリット大!関連記事 NISAの手数料の安さがピカイチで商品も充実!関連記事 口座開設が早いだけでなく手数料も最安レベル!関連記事
Special topics pr

Apple Pay対応のクレジットカードで選ぶ! Apple Payに登録して得する高還元率カードはコレ! [クレジットカード・オブ・ザ・イヤー2016]2人の専門家が最優秀クレジットカードを決定! 2016年版、クレジットカードのおすすめはコレ! その 【株主優待】最新の株主優待情報更新中! おすすめ!ネット証券を徹底比較!おすすめネット証券のポイント付き
ランキング
1カ月
1週間
24時間
ダイヤモンド・ザイ最新号のご案内
ダイヤモンド・ザイ最新号好評発売中!

17年の日本株講座
株主優待ベスト136
注目ふるさと納税64

1月号11月21日発売
定価730円(税込)
◆購入はコチラ!

Amazonで「ダイヤモンド・ザイ」最新号をご購入の場合はコチラ!楽天で「ダイヤモンド・ザイ」最新号をご購入の場合はコチラ!

【266名様に当たる!株主優待品大プレゼント】
特大付録ふるさと納税駆け込み特産品64
2017年儲けるため日本株講座
・発表!高配当株超成長株の本命株ベスト20
・権利確定月別!株主優待ランキング136!
最高16%超優待&配当利回りベスト30
10万円以下も42!少額で買える優待株30
桐谷さんほか優待投資家15の優待満喫生活
少額でも勝てる本格上昇目前3万円株10
・読者の保有投信&ポートフォリオ激辛診断
NISAの枠を使い切るベスト投信22&株12
・トランプでどうなる米国株&買いの8銘柄
・今後3カ月間日本株&為替の透視図
・勝谷誠彦の1000万円株投資日記
AKB48 in NISA株&投信ファイト
・マンガ「恋する株式相場!」
・マンガ・「60~65歳の年金空白期の埋め方」
付録「1万円からできるラップ口座大解剖」

「ダイヤモンド・ザイ」の定期購読をされる方はコチラ!

>>「最新号蔵出し記事」はこちら!

>>【お詫びと訂正】ダイヤモンド・ザイはコチラ

おすすめクレジットカード!ANAカードでマイルを貯める裏ワザとは? 堀江貴文や橘玲など人気の著者のメルマガ配信開始! クレジットカードに関するクチコミ情報大募集中!