個人投資家の「株で勝つ!」投資手法を徹底解剖!
2015年9月18日公開(2017年6月22日更新)
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「個人投資家の「株で勝つ!」投資手法を徹底解剖!」

著者・コラム紹介

個人投資家の「株で勝つ!」投資手法を徹底解剖!

ザイ・オンライン編集部

資産運用のキモは積立+株価暴落時のスポット買い!
リーマン・ショック後の大量買いで資産を増やした
インデックス投資家・虫とり小僧さんの手法を公開!

 インデックス投資は、日経225やTOPIX、MSCIなどの指数に連動するインデックスファンドで分散投資を行う投資法のため、2015年8月半ばに起きたような世界的な株価暴落が起こると、含み損が膨らみ、投資収益はダイレクトに悪化してしまう。しかし、実際のインデックス投資家に聞くと、「株価の暴落はまったく気にならない」と言う人も多い。それはなぜなのか? 今回はインデックス投資企画の第2弾として、個人投資家“虫とり小僧”さんの株価暴落に対する考え方と、具体的な投資手法を紹介しよう。

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株価暴落を怖れる個人投資家が多い中、
「まったく気にならない」と豪語

 日経平均株価は2012年末から右肩上がりを続け、今年4月にはとうとう2万円の大台を突破し、投資業界の空気もかなり強気ムードとなっていた。ところが8月の半ばに中国の株価下落に端を発した世界的な暴落が起こり、日経平均株価も一時はマイナス15%以上も急落。この“チャイナショック”で大きなダメージを受け、今後の株式市場の動向に大きな不安を覚える個人投資家も多いことだろう。まさに、激しく揺れ動く相場に多くの投資家が振り回されている状態だ。

 そんな中、今回の株価暴落によって自分の資産を大きく減らしながら、「下落なんてまったく気にならなかったし、やることも全然変わらない。どうせならもっと大きく下がってくれれば良かった」と淡々と語る個人投資家がいる。インデックス投資家の虫とり小僧さんだ。

 「インデックス投資は、『資本主義経済は、短期的には上げ下げの循環の中にあっても、20年30年の長期で見ればインフレを伴いながら緩やかに成長していく可能性が高い』という前提を持って投資する手法です。なので、長く投資をしている間に暴落が来るのは当たり前の話。過去の歴史を振り返っても、オイルショック(1973年・1979年)やブラックマンデー(1987年)、リーマン・ショック(2008年)など、定期的に暴落が来ることは分かっています。長期的には世界経済は成長していくと信じていれば、一時的な暴落はむしろ買いのチャンスです

 虫とり小僧さんの運用成績を見ると、インデックス投資歴10年にして投資資金を70〜80%増やしている。少しずつ投資資金を増やしていく積み立て投資でこの成績は、かなり優秀と言えるだろう。実は虫とり小僧さんが資産がここまで増やせたのは、リーマン・ショックによる大暴落があったからだ。

リーマン・ショックで運用資金の半分を失うも
さらなる追加投資をどんどん増やす

 「2005年に投資を始めたところ、約3年後にはサブプライムローン問題で世界中の市場が暴落。暴落直前には、それまでの積立分と利益のトータルで年収約2年分あったのですが、一気に半分になってしまいました。あの頃は、引退していくインデックス投資家さんが周りにメチャクチャいましたよ。自分一人で退場するのが嫌なのか、『お前ら、まだインデックス投資なんてやってるの?』と言って、1人でも多くの道連れを作ろうとしている人もいっぱい出てきましたね(笑)」

 しかし、虫とり小僧さんはそうした周囲の動きや声には一切動じなかった。それどころか「今は下がっていても、将来絶対に上昇する!」と信じ、投資資金をドンドン増やしていった。

 下の図は、株価の変動に合わせ、虫とり小僧さんがどのような投資行動を取ったのかを示している。

 「2007年から株価がかなり下がっていたので、2008年の前半から定期的な積み立てとは別に少しずつ買い増していきました。そして2008年9月にリーマン・ショックが来てズドン!と下がったのを見て、『来た! 今こそチャンスだ!』と、大砲(大きな買い)をドカンドカンと打ちまくりました

 リーマン・ショック前後に買った金額は、普段とは桁違い。暴落により吹っ飛んでしまった約1年分の年収と同程度の資金を新たに投入したと言う。

 この判断を振り返り、虫とり小僧さんは「あのときは焦りすぎて失敗した」と反省する。しかしそれは、「ナンピンしたら失敗した」という意味ではない。

 「リーマン・ショックで大底が来たと思ったのに、そこでは止まらず、その後さらに半年くらいさらに下げ続けました。でも、すでに自分の資金が底をついて……。焦りすぎたせいで、さらなる安値で買える一番美味しいところで弾切れになり、指をくわえて見ているだけでした」

 しかし、リーマン・ショック後も下げが止まらず損失が拡大しても、虫とり小僧さんは一切慌てなかった。

 「不安がまったくなかったというと嘘になりますが、株価はいつか必ず反発すると信じていました。当時は『ドル崩壊』なんてことも言われていましたが、本当にそんなことが起こったら経済が崩壊して普通の社会生活が送れないようになるレベルだろうと思ってましたから。やはり、上がらない不安よりも、儲けどきを逃した後悔のほうが大きかったですね。まあ、最低限の生活防衛資金には手を付けていなかったし、最悪ダメだったら嫁に土下座すればいいやと(笑)」

 その後、アメリカの量的金融緩和(QE1、QE2)などをきっかけに、株式市場は好転。世界的な株価上昇の波に乗って、虫とり小僧さんの資産は順調に増えていった。

 「インデックス投資というのは、本来自分個人の判断を信じず、どんな状況でも粛々と積み立てを続けるのが本筋。そう考えると、僕のやり方はアクティブ投資家みたいところがあって、誰にでもおすすめできるという手法ではありません。でも、リーマンショック前後に追加投入した分は、今や余裕で2倍以上になっています。現在の全投資資金に対するトータルの損益率が70〜80%になっているのも、あのとき思い切って買い増しをしたおかげです。運に助けられたところもありますが、毎月同じ額をコツコツ積み立てているだけではここまでは増えていませんね」

資産が一時的に半分になることを覚悟すれば
暴落を怖れる必要ない

 そんな虫とり小僧さんから見ると、2015年8月末からの下落はまだまだ“さざ波”のようなもの。もし、今後さらに下げが続きピークから30〜40%落ちたら、いよいよ買い増しに動く予定だとか。

 「『インデックス投資は安全』と勘違いしている人もいるようですが、そんなことはなく、資産が半分くらいになってしまうことも十分にありえます。でも、世界中の株式や債券に分散していればそれは一時的なものだ、というのがインデックス投資の考え方です。最初から『投資資金が半分になることもある』と覚悟さえできていれば、暴落を恐れる必要はありません」

 株式投資やFXにおける“逆張り”の手法は、常に予想が外れて損失を出すリスクと戦っている。しかし虫とり小僧さんは、仮に「今が底だ」という予想が外れても、「30年待てば絶対に上がる」と信じているので暴落時にも怖れず買いに行けるのだ。また、世界中に分散投資をするので、「今は何が買いか?」と迷うこともない。ある意味で、暴落時における最強の投資法とも言えるだろう

 では、虫とり小僧さん流のインデックス投資は具体的にどのようなやり方なのか、アセットアロケーションや実際に購入している銘柄などの投資手法について詳しく解説していこう。

まずはリスク資産と無リスク資産のバランスで
トータルのリスクをコントロール

 インデックス投資をする上で最初に考えなければならないのはアセットアロケーション(資産配分)、中でも、株式などで運用する「リスク資産」と、銀行預金や個人向け国債などで運用する「無リスク資産」のバランスだ。

 「先ほども言いましたが、株式などのリスク資産は暴落によって半額になってもおかしくありません。しかし、リスク資産と無リスク資産を半々で持っていたら、仮にリスク資産が半分になっても全体で見れば25%のマイナスにすぎません」

 インデックス投資は、株が○%で債券○%といった細かいアセットアロケーションや購入するファンドの選択よりも、まずリスク資産と無リスク資産のバランスで資産全体のリスク管理をすることが重要だと言う。

 「今は、リスク資産と無リスク資産を1:1の割合にしています。暴落時などに買い増したときはリスク資産の割合が増えますが、それでも2:1くらいまでに抑えたいですね。リーマン・ショック直後は4:1くらいまで買い増しましたが、さすがにもうそこまではやらないと思います。ちなみに株価の上昇によってもリスク資産の割合が増えすぎてしまったので、昨年と今年には一部換金をして利食いしています」

 ちなみに、インデックス投資を始めたばかりの頃は、まず全資産の中から生活防衛資金や子供の教育費など“絶対に手をつけてはいけないお金”を確保し、残った資金をリスク資産と無リスク資産で分けていた。しかし、資産全体のボリュームが上がった今は、生活防衛資金などは無リスク資産の中に含めて考えている。

アセットアロケーションは
8つの資産クラスで世界中に分散投資

 次に、リスク資産と無リスク資産の中身を見ていこう。

 「まず無リスク資産は、日々の生活運転資金とある程度の銀行預金だけ持って、あとはほとんど個人向け国債(変動10年)にしています。すぐに動かせるお金としてそれなりの銀行預金は必要ですが、それ以外はなんでもいいかな、と」

 個人向け国債には「変動10年」「固定5年」「固定3年」の3タイプあるが、虫とり小僧さんのおすすめは「変動10年」だ。

 「『変動10年』は、万が一国債が暴落しても額面価格が値下がりせず、かつ受け取り金利だけは上昇してくれる、とても有利な商品です。一方、『固定3年』と『固定5年』は固定金利なので、将来、金利が低下していくときは有利ですが、逆に金利が上昇してもその利益を享受できません。将来の金利予測は簡単ではないので、普通の人が余計な投資判断をせずに購入するなら『変動10』の一択だと思っています」

 一方、気になるリスク資産の中身だが、虫とり小僧さんの理想は次のとおりで、かなり細かい。

 「これは、どうせなら幅広く分散したほうがいいだろうという単純な考えから来た、妄想みたいなものです(笑)。自動でこれを管理してくれるシステムがあればいいのですが、自分の手でこれだけ管理するのは大変過ぎます。また、細分化したからといって値動きもそこまで良くなるわけでもないので、実際のアセットアロケーションはもっと簡潔にしています」

 その実際のアセットアロケーションは、次のとおり。全部で8つのアセット(資産)クラスに投資している

 理想と比較するとかなりシンプルになっているが、それでも以前の記事で紹介した吊られた男さんのアセットアロケーションが株だけで構成されていたのと比較すると、債券やREITなど幅広い資産に分散している
(関連記事⇒インデックス投資で運用利益1000万円オーバー!資産配分からポートフォリオ、積立方法まで、個人投資家・吊られた男さんの手法のすべてを公開!

 「吊られた男さんよりも、僕のほうがもうちょっと悲観的なのかもしれません。過去のデータを見ると、たしかに長く見れば株が強いと思うのですが、自分が資産を取り崩す時期にたまたま長期的な下げが続く可能性もあるじゃないですか。でも株とは違う値動きをすることのある債券やREITを組み込んでおけば、それだけリスクを減らせます。また、株の調子が良いときには割安になった債券やREITを買い増し、株が下がったときにしっかり追加投資をする余力を残しておけば、トータルの資産を底上げすることが可能です」

徹底的にコストにこだわってポートフォリオを組むも
1本のバランスファンドに負ける

 吊られた男さんのアセットアロケーションが3種類で構成されているのに対して、虫とり小僧さんのアセットアロケーションは全部で8種類もあり、それだけ毎月の積み立てやリバランスなどの管理も大変そうに見える。しかし実際は、「今はまったく手間をかけていない」と虫とり小僧さんは言う。その秘密は、積み立てているインデックスファンドにあった。

 「インデックス投資を始めたころは、手間をかけて徹底的にコストにこだわっていました。よりコストの安い商品が出たらすぐに乗り換えたり、海外ETFを買ってみたりして、全部で20本以上の商品を持っていたと思います。今ほどインデックス商品が揃っていなかったこともあり、証券会社も10社以上で口座開設しましたね」

 しかし投資を始めて数年後、ショックなことが起きた。それだけ手間をかけて運用しながら、バランス型のインデックスファンドを1本買っているだけの同僚に運用成績で負けてしまったのだ。

 「同僚がインデックス投資に興味を持ったので、よく分からないだろうからと1本で幅広く分散投資ができるバランス型のファンドをすすめたんです。その後、僕の方は先進国が良さそうだと思ったら増やしてみたり、国内外REIT比率を機動的に調整してみたりと、いきがって色々とやってました。一方、同僚は自動的に積み立てるだけで、ほったらかしていました」

 信託報酬などのコストも、同僚の持っているバランスファンドのほうが高かった。ところが数年後に運用成績を比較したら、わずかだが同僚のほうが虫とり小僧さんよりパフォーマンスは高かったと言う。

 「あれはショックでしたね。たしかに、比べるタイミングにもよるし、小さな差はノイズでしかありません。でも、得られる利益を投資にかけている時間で割ると、効率が全然違うんですよね。そこから『アセットアロケーションをそこまで細かく考えなくても、そこそこ分散していればそんなに変わらないんだ』と気がつきました」

たった3本のインデックスファンドで
8種類の資産クラスに分散投資

 そんな虫とり小僧さんが最終的に行き着いたのは、たった3本のインデックスファンドで構成するポートフォリオだった。

 虫とり小僧さんが現在積み立てをしているインデックスファンドは、次のとおりだ。

虫とり小僧さんが購入している銘柄と割合
【バランス】eMAXIS バランス(8資産均等型)  80% 
 コスト  販売手数料:なし
 
信託報酬:
年率0.50%
(税抜)
 
信託財産留保額:0.15%
 販売会社  SBI証券、楽天証券、マネックス証券、SMBC日興証券、カブドットコム証券、岡三オンライン証券、エース証券、ジャパンネット銀行、ソニー銀行など
【先進国株式】<購入・換金手数料なし> ニッセイ外国株式インデックスファンド 10%
 コスト  販売手数料:なし
 
信託報酬:
年率0.39%
(税抜)
 
信託財産留保額:なし
 販売会社  SBI証券、楽天証券、マネックス証券、カブドットコム証券、三重銀行
【新興国株式】野村インデックスファンド・新興国株式 (愛称:Funds-i 新興国株式) 10%
 コスト  販売手数料:なし
 
信託報酬:
年率0.60%
(税抜)
 
信託財産留保額:年率0.30%
 販売会社  SBI証券、楽天証券、マネックス証券、カブドットコム証券、野村證券、東海東京証券、イオン銀行、新生銀行、東京スター銀行など
 ※データは2015年9月15日時点。

 「『eMAXISバランス(8資産均等型)』は、国内株式、先進国株式、新興国株式、国内債券、先進国債券、新興国債券、国内REIT、海外リートの8つを、それぞれ12.5%ずつ購入するバランス型のインデックスファンド。これ1本だけでも幅広く分散投資できるのですが、僕は『資本主義の恩恵を最も受けるのは株式』という考えを持っているので、先進国と新興国の株式に投資するインデックスファンドをちょっと買い増しています。『eMAXISバランス(8資産均等型)』を80%、先進国株式と新興国株式を10%ずつ買うと、割合のパーセンテージが小数点もなくキリのよい数字になるし、まあこれでいいかなと(笑)」

 つまり、先ほどのアセットアロケーションは、「eMAXISバランス(8資産均等型)」に先進国と新興国の株式をプラスしたところ、ちょうど収まりの良い数字になったからそれに決めた、というアバウトな理由で決まったものだったのだ。

 「『ちょうど良い数字になったから、このポートフォリオでいいや』と決めるのは、『アセットアロケーションを決めてからそれに合わせて商品を選ぶ』という本来の順番とは逆なんですけどね(笑)。でも今の形は、理想のアセットアロケーションにある程度近いのに、ほとんど手間がかからないので、すごくストレスが減りました。バランスファンドは、アセットごとの値動きが分かりにくい、コストが高いなどと言われますが、その辺は好みだと思います」

 バランス型のインデックスファンドの中でも「eMAXISバランス(8資産均等型)」を選んだのは、8資産に均等に投資するファンドがこれだけだったから。残りの2つ、「<購入・換金手数料なし> ニッセイ外国株式インデックスファンド」と「野村インデックスファンド・新興国株式」を選んだのは、それぞれ先進国株式と新興国株式のインデックスファンド中で、信託報酬などのコストがもっとも安いという理由だ。

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初心者は、まずバランスファンド1本で
手間を掛けずにはじめるのがおすすめ

 ちなみに、もし投資経験のない親戚や知人に「インデックス投資をしたいから教えて欲しい」と言われたら、まずは「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」をすすめているとか。

虫とり小僧さんの初心者向けイチオシファンド
【バランス】セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド
 コスト  販売手数料:なし
 
信託報酬:
年率0.47%
(税抜)
 
信託財産留保額:0.1%
 販売会社  セゾン投信
 ※データは2015年9月15日時点。

 「世界中に分散投資できるので、初心者はこれ1本で十分です。間接的に投資している海外ファンドの分を含めた実質的な信託報酬は0.7%程度となり、インデックスファンドとしてはコストが少し高めですが、セゾン投信は情報発信も丁寧にしてくれるし、変な投資信託を買えとセールスされる煩わしさもありません」

 初心者は、まず『セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド』のような世界中の株式や債券に分散投資できるような投資信託を買い、もっと細かくやりたくなったら他のインデックスファンドに移ればいい、と虫とり小僧さんは言う。

 「実際に『セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド』1本を保有し続けていれば、私のようにごちゃごちゃやっているマニアックなブロガーなんかより将来的に高パフォーマンスだった、なんてことも十分あり得ると思っています(笑)」

ファンドの保有額に応じてポイントが貯まる
SBI証券を活用

 一時は10社以上の証券会社を利用していた虫とり小僧さんだが、現在利用しているのはSBI証券1社だ。

 その理由は、SBI証券なら投資信託の保有額に応じてポイントが付与されるから。保有額が1000万円未満の場合は保有額の0.1%、1000万円以上の場合は保有額の0.2%のポイントをもらうことが可能だ。さらに「SBIカード」と「住信SBIネット銀行」の口座を保有していると、1ポイント⇒1.2円で換金できるため、保有額が1000万円未満の場合は0.12%、1000万円以上の場合はなんと0.24%分ものキャッシュバックとなる。「eMAXIS バランス(8資産均等型)」の信託報酬0.50%(税抜)の半分を取り戻せると考えると、かなりお得だ。
(関連記事⇒投資信託を保有するだけでポイントが貯まるネット証券とは?

■ファンド保有額の最高0.24%をキャッシュバック!
投資信託の月間平均保有額 ポイント付与率(年率) 「SBIカード」保有者の
現金還元率
(年率)
1000万円以上 0.2% 0.24%
1000万円未満 0.1% 0.12%
 ※「SBIカード」保有者がSBIポイントを「住信SBIネット銀行」への現金交換を行うと、1万ポイントを1万2000円に交換

 「0.24%は破壊的ですよ。ポイントありきで証券会社を選ぶのは褒められた行動ではありませんが、万一ポイント制度が廃止になってもダメージを受けるわけではありません。SBI証券には大きなデメリットもないので、今できる中で一番お得な選択と考えています」

・SBI証券 公式サイト
・SBIレギュラーカード 関連記事
・住信SBIネット銀行 公式サイト

余計なことをしないように
自動的に毎月積み立てる仕組みをつくる

 虫とり小僧さんは、毎月決まった金額を自動積立で購入。3カ月に1回、アセットアロケーション確認し、目標比率と大きくズレている場合にのみリバランスをしている。そして10年に一度クラスの暴落時には、大胆に「リバランスという名の追加投資」を行っている。

 「僕の投資法は、普段は自動化してまったく手間をかけていません。リバランスは意識していますが、あくまでも資産クラスに差が出たときだけです。自分の裁量で動かせる幅を持たせると、自信過剰なのでどうしても余計なことをしたくなっちゃうんですね(笑)。だから完全に自動化して、基本的には自分で何もできないようにしています

 暴落時の追加投資も、リーマン・ショック時の反省を元にルールを定めたと言う。

 「追加投資をするにしても自分の相場感で判断するのではなく、『1回いくらまで』『1カ月にいくらまで』といったルールを決めました。まだ実践はしていないので、このルールがどこまで効果的なのか未検証ですが(笑)」

 こうしたリバランスが、インデックス投資では非常に重要だと虫とり小僧さんは考えている。

 「リバランスとは、一定の時期、もしくは乖離率ごとに、最初に決めたアセットアロケーション比率より上がっている資産クラスは売却し、下がっている資産クラスは買い増して元に戻す作業です。主目的はリスクコントロールですが、価格の下がった資産を買って比率を戻すことで、株価や債券価格、為替の値動きが循環する中、長期的に高パフォーマンスが期待できると言われています」

 実は、暴落時の買い増しもリバランスの一環だと言う。

 「このリバランスをリスク資産と無リスク資産の間で行う行為が、すなわち暴落時の追加投資であり、暴騰時の利食いになるのです。僕の手法と吊られた男さんのようなリスク資産への積み立てオンリーのストロングホールド派との違いがここにあります」

自分の資産の半分は、死ぬまでインデックスファンドで運用

 ひたすら積み立てを続け、暴落時には買い増しもする予定の虫とり小僧さんだが、売り時は特に考えていないという。

 「リスク資産と無リスク資産のリバランスのために一部売却する可能性はありますが、インデックス投資自体は一生続けていくつもりです。運用で資産を増やすというよりは、自分の金融資産の置き場として半分は世界中に分散しておきたい、という話です。全部を円資産で持っているのは居心地悪いので。定年後に資産を取り崩すときも、リスク資産と無リスク資産の割合は1:1を保ったままでいきます。70歳の爺さんになっても、自分のお金の半分はリスク資産で持ち続けます!」

 最後に、これからインデックス投資を始めようと考えている人にアドバイスをもらった。

 「繰り返しになりますが、投資したお金が半分になる覚悟を持ってください。インデックス投資でも、資産が減るときは減ります。僕も2012年ごろまでは、『インデックス投資なんて宗教だ』と散々バカにされましたが、それでも途中で止めなかったから今があります。日経平均株価が2万円を超えようが、そこから暴落しようが関係ありません。逆に暴落をしたからといって、必ず僕のように買い増しをしなければならないわけでもない。しょせん循環する景気の波のひとつにすぎませんから、そんなものに振り回されずに積み立てを続けることが一番大切です」


虫とり小僧さん
(『いつか子供に伝えたいお金の話』:http://mushitori.blog.fc2.com/)

37歳、団体職員。妻と子供たちの4人家族。結婚を機に保険に加入しようとお金の勉強したところ、「あれ、保険会社の手数料って高すぎじゃない?」⇒「自分で運用してみよう!」という流れで、10年前に投資の世界へ。自身のブログ『いつか子供に伝えたいお金の話』は、インデックス投資に関する記事はもちろん、「1日にバッタを800匹以上捕まえた」、「MAXの声とモーション付きで『カメハメ波』や『ドドンパ』の練習を地下鉄駅構内でやり続け、駅員から厳しい注意を受けた」、「ドッジボール対抗戦のチーム名を独断で『人間』に決めて、同じチームの女子に泣いて嫌がられた」など、子供時代の武勇伝を記した記事も必読。

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