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2016年6月24日公開(2016年6月27日更新)
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ザイ編集部

配当利回り4%超でも買ってはいけない株とは?
「配当性向」「自社株買い」「内需株」で選んだ
買ってもいい魅力的な高配当株を紹介!

株価の下落と企業の増配の相乗効果により、人気高配当株の中には利回りが4%超となっているものもある。ただし、闇雲に配当利回りだけを見て株を買ってはいけない。高配当の株の中でも、今は利益から配当に回す比率が低いにも関わらず高利回りの減配リスクがほとんどない株がオススメだ。こうした安定した高配当を出し続けられる人気株とは?

配当の増額と株価の下落によって
高配当株の利回りが大幅アップ!

 日本株全体の株価下落の影響もあって、高配当株の利回りがさらに上昇している。加えて、今期は業績が振るわない企業が多い中、配当の総額は日本株全体では過去最高の10兆円超となる見通しだ。高配当株の今後について、UBS証券の居林通さんは次のように語る。

 「日銀のマイナス金利導入の影響で、高い利回りを得ることができる投資先が少ない中、現状の高配当株の利回りは魅力的です。業種別に見ると、銀行株の利回りが特に高く、4%超のメガバンクもあります。しかも、その中で自社株買いを発表している銀行は、株価が底堅く推移する可能性も高いでしょう」

 下図を見るとわかるように、自社株買いを発表した三菱UFJフィナンシャル・グループ(9437)や、みずほFG(8411)などのメガバンクは、利益に占める配当の割合を表す配当性向がまだ低い。配当性向が低いと、仮に予想よりも利益が減少することがあっても配当性向を高めることで減配を避けられる。

銀行や商社の株は高利回りだが配当性向は低い傾向がある。高配当株として人気の武田薬品工業は配当性向が160%と利益を大幅に上回る配当を出しているので要注意。図中ページの表記はザイ8月号での掲載ページ。
※配当利回りは6月2日時点の株価で計算。また、会社予想のデータがない場合はアナリスト予想を使用して計算。
拡大画像表示

 高利回りで配当性向が低い銘柄の中には商社も多い。マネックス証券の広木隆さんは配当狙いでの商社株について次のように見ている。

 「前期は原油などのコモディティ価格の下落や円高で、海外資産を減損した三井物産(8031)三菱商事(8058)が初めて赤字に転落しました。しかし、原油価格が底打ちし、さらなる業績悪化は考えにくく、買ってもいいでしょう」

円高の影響で叩き売られ過ぎの状態にある
高配当の外需株も今勇気を出して買うべき!

 円高に対する警戒感から、トヨタ自動車(7203)などの自動車株も売られている。

 「利回りも高く、株価にも割安感があることから、自動車株は魅力大です。株は本来の価値より売られ過ぎている時に買うことで、値上がり益が狙える確率がアップするので、今が自動車株の買い時です」(居林さん)

 一方で、注意が必要なのが、長らく高配当株として人気を集めている利回りが4%近い武田薬品工業(4502)だ。減配せずに配当額を維持し続けているものの、配当性向が160%となっており、利益を6割も超える配当を出している。

 「日本は高齢化の影響で医療費も高騰しています。それを抑えるための薬価改定などによって、医薬企業は苦しい状況が続いています」(ニッセイ基礎研究所の井出真吾さん)

 もちろん、新薬開発などで急成長を続ける医薬企業もあるが、配当狙いに適した安定した利益を稼ぐ業種というイメージからは、かけ離れた状況だ。

 また、NTTドコモ(9437)KDDI(9433)などの通信大手は、外需株に比べて利回りは低いものの、円高の影響もなく、収益が安定していることから、株価も緩やかな上昇が期待できる。

 最後に人気高配当株のPBRでの割安度も見てみよう。下の図は主な人気高配当株の中で、配当利回りが3%以上でPBRが1倍以下の株をマッピングしたものだ。

たとえば、りそなHDは利回りが4%超でPBRは0.5倍台。利回りが高く割安な株なら、下値リスクは小さいのでチェックしてみてほしい。


 6月21日発売のダイヤモンド・ザイ8月号には、出揃った3月決算企業の最新の会社予想を徹底分析して買いの株を探した「鉄板お宝株のランキング&賢い買い方」と3カ月に一度の人気企画「人気株500の激辛診断」が載っている。

 その他、以下の記事なども掲載している。
◆「プロ70人のこの先1年間の日本株の高値&安値」
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