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2017年12月30日 ザイ編集部

退職金2000万円を8年で30億円にした個人投資家、
今亀庵さんの投資戦略とは? "PEGレシオ"を使って
割安株を探す方法や2018年に狙っている銘柄を公開

ダイヤモンド・ザイ2月号好評発売中

退職金2000万円をわずか8年で30億円に増やした個人投資家・今亀庵さんが、お宝銘柄を発掘する方法や、2018年の注目銘柄を紹介!

発売中のダイヤモンド・ザイ2月号の特集「目指せ1億円! 億万投資家14人の2018年『勝ち戦略』&『注目株48』」では、株取引で1億円の資産を築いた個人投資家に、勝ちパターンと2018年に挑む投資戦略について直撃! 

今回はその中から、個人投資家・今亀庵さんの投資戦略をピックアップして紹介。勝ち組の思考や手法を学んで、億万長者を目指そう!

【2017年はこうして儲けた】
成長株で資産30億円に! 社長が創業者かどうかもチェック

今亀庵さん

「小型成長株に投資するのが、いちばん運用成績がいいと思います」と、語るのは今亀庵さん。退職金の2000万円を元手に8年で築いた金融資産額はなんと30億円! すでに10億円は不動産購入に充てたため、総額では40億円になる。

 その今亀庵さんが、株を買うときに参考にしているのが"PEGレシオ"という指標だ。

 株価が割安かどうかを測る指標ではPERやPBRが有名だが、PEGレシオは将来の成長率から見たときの株価の水準。計算式は下図に記載しているが、成長性の高い会社ほど値が小さくなる。

 今亀庵さんはこのPEGレシオを自分なりにアレンジしている。

 まず、成長性は利益ではなく売上高で見ている。「一時的な費用などに左右されず、純粋に事業が成長しているか分かりやすいからです」。

 次いで、2019年3月期など来期予想の数字を使っている。「今期予想の数字はすでに株価に織り込まれていますから、それでは遅いのです」。

 ここで問題になるのが、上場企業は今期予想の数字までしか公表していないこと。そのため、今亀庵さんは、「四季報オンライン」の予想数字を活用している。

 今期の売上高に対して、来期の売上高がどの程度伸びるか算出し、来期予想のPERをそれで割る。その値が1倍以下が“買い”の対象だ。

 成長株のためPERは高めになりがちだが、「PERが50倍でも成長率が50%なら、PEGレシオは1倍ですから買います」。それでもPER100倍以上の株には手を出さない。

 PEGレシオ1倍以下の銘柄を抽出したら、ここから個別企業について丹念に調べていく。

「資本・業務提携やM&Aは、“カタリスト”といって株価が上がる材料になりやすいので、よくやる会社を狙います。話題の技術やサービスを持っている会社もいいですよね。あと、社長が創業者かどうかも重視しています。創業社長はやる気があるので業績がよく伸びます。社長自身が会社の大株主かどうかで分かります」

 基本は長期投資なので、買った後はじっくりと値上がりを待ち、上がったら少しずつ売却する。

【2018年はこう挑む】
日経平均株価はまだ底堅い! 高成長の割安株に勝機あり

 今亀庵さんが、2018年に投資したい銘柄についても直撃してみた。

「やはりこれからの社会をリードするのは、ITでしょう。中でもいちばん面白いと思っているのがインターネットで家電や自動車などさまざまなモノがつながるIoTです。同時にITセキュリティもニーズが高まると見ています」

 具体的な銘柄では、IoT技術を開発する「PCIホールディングス(3918)」や、ネット掲示板の投稿を監視する「イー・ガーディアン(6050)」に注目している。

 今亀庵さんが注目するIT関連銘柄のPEGレシオ
PEGレシオ 来期予想PER 売上高成長率※ 最新の株価
◆PCIホールディングス(3918・東1)
1.70倍 21.8倍 12.8%
最新の株価情報はこちら(楽天証券ページへ遷移します)
◆イー・ガーディアン(6050・東1)
1.16倍 30.2倍 26.1%
最新の株価情報はこちら(楽天証券ページへ遷移します)
 ※売上高成長率は、今期予想に対する来期予想の伸び率。PERは来期の1株当たり純利益予想をもとに算出。予想数値はフィスコ。

 IT関連は、株価の上下が激しい銘柄もあるが、「業績さえしっかりしていて、PEGレシオで1倍以下なら、長期的には株価は上昇トレンドに入っていくと思います。私のスタイルは長期投資ですから」。

 今亀庵さんは、一部は信用取引で売買している。「それだけ、相場に自信があるということ。日本株は出遅れており、まだ底堅いと見ています。2020年までに日経平均株価3万円もあるのではないかと思っています」。

億をつくった個人投資家14人の「2018年の勝ち戦略」は、
ダイヤモンド・ザイ2月号をチェック

ダイヤモンド・ザイ2月号

 今回は、12月21日発売のダイヤモンド・ザイ2月号の特集「目指せ1億円! 億万投資家14人の2018年『勝ち戦略』&『注目株48』」の中から、今亀庵さんの投資戦略を紹介した。特集では、今亀庵さん注目のIT関連株を今回の2銘柄以外に4銘柄紹介しているほか、IT関連株以外の注目銘柄も掲載。今亀庵さんのほか13人の個人投資家の投資戦略も掲載しているので、併せてチェックしてみてほしい。

 また、ダイヤモンド・ザイ2月号では「2018年『株』全予測」を大特集! プロ100人による株価や為替、注目業種の大予測から、タイプ別の狙い目株、「買い」の投資信託、NISAやiDeCoの2018年の投資戦略まで大公開している。そのほかにも、「初心者必見! マンガでわかる桐谷さんの新春『日本株』入門!」「割安か割高かがわかる!上場全3662銘柄の最新理論株価」「数千円から買える!『ビットコイン』スタートガイド」「株主優待株、新設・拡充の注目13銘柄!」「1~3月こそ狙い目! ふるさと納税 6自治体」など、今月もお得な情報を盛りだくさん。

 別冊付録は、「不動産投資『勝てる大家の3大極意』」と、2020年以降も安定して家賃収入を得たい人には必見の内容だ。

ダイヤモンド・ザイ2月号は、全国の書店やアマゾン楽天ブックスにて12月21日発売!