風来の漬物レシピ公開!

 ちなみに、風来のレシピは、新鮮な米ぬか500グラム、塩60グラム、水500ミリリットルになります。

 よく副材料として、食パン、ヨーグルト、ビール、果ては整腸剤のビオフェルミンをすすめたりしている料理本もありますが、これらはいかに乳酸発酵を安定させるかということになります。

 そういった意味では、ぬか床を確実に成功させる方法としては、うまくいっているぬか床を持っている人からひと握りだけでもそのぬか床を分けてもらうこと。それが種菌になって、うまい漬物ができます。

 うまくいくと、何十年も持つぬか床になります。
 実際、わが風来のぬか床は、ただ今、15年選手になります(宣伝で恐縮ですが、風来では、風来のぬか床の素もついた「ぬか床セット」を販売しています)。

 風来のぬか漬けは、無添加で煮沸消毒していないので、常温で置いておくと、1日もすれば発酵が進み、パンパンに膨らんでしまいます(冷蔵庫に入れておくと、発酵がゆっくりになるため1週間持ちます)。

 これが活きている証拠なのですが、事前につくりおきすることができず、ほぼ受注生産になっています。
 店頭販売できないので苦労しますが、こういった本物の漬物を提供するのが農家のこだわりになっていくのだと思います。

 物があふれているけど、本物を手に入れるのが難しい時代だからこそ、本物の野菜を提供したり、「知恵」の教室を開催する。
 こんな時代だからこそ、小さい農家ができることがたくさんあり、チャンスにあふれていると日々実感しています。