視察後に伸びる人・伸びない人
こういった団体視察とともに、最近増えてきたのが個人視察(今は時間がとれないため、お断りすることも多くなっていますが)。
農業には興味はあるけど、どこから手をつけていいのかわからない……。
一度に大きな農地も手に入れられない……。
そういう意味でも、「小さい農」というのは、特に「脱サラ農業」を目指す人から注目されてきました。
今の時代に農業を目指す人は、今の日本社会に対しても人一倍想いが強い方が多く、すごく熱い方もたくさんいます。
なかには、視察の申込メールはとても熱いのですが、もったいないなと感じるのは、視察後にまったく連絡がない方も多いことです。
農業は、いろいろなご縁でつながっているところもあるので、本気で農家を目指すなら、視察後がとても大事。
今はフェイスブックなどのSNSもありますので、視察先の方とつながって、ネットワークを広げることもできます。
視察にこられた方で実際に起農している人の多くは、視察後にお礼のメールをいただいた方の率が圧倒的に多いようです。
サービス業(バーテンダー、ホテルマン)出身の私としては、起農時に当たり前に名刺をつくったのですが、農家の方の中には名刺自体を持っていない方も多く、それも、もったいないと感じています。
たとえまだ、起農していなくても、名前や連絡先だけの名刺だけでも用意しておくと、つながりを広げるきっかけになりますし、逆に名刺を持っていないと、つながりを深めたくないのかなと思ってしまいます。