信頼が一瞬で
失われてしまうことへの恐怖

 この「女性はウソつき女が大嫌い」ということについては、家族問題評論家の池内ひろ美氏が、ウェブメディア『ガールパワー・インサイト』に掲載された「なぜ女性はベッキーをもう見たくないと感じるのか」という記事の中で、次のように述べている。

以下、『ガールパワー・インサイト』掲載記事「なぜ女性はベッキーをもう見たくないと感じるのか」より引用


 おおむね、人は「異性の嘘」には寛容です。男性は「女は嘘をつく生き物だ」と思いますし、女性は「男って嘘つきだわ」と思います。それが自分の恋人や配偶者でなければ直接的な被害もないため、おおむね寛容に対応できます。たとえばタレントが不倫したからといって自分の身に害を及ぼすものではありませんので、本来はそれほど大騒ぎすることではありません。
(中略)
 それなのに、なぜ多くの女性たちがもうベッキーを見たくないと感じるかといえば、自分自身の中に少しはある「嘘」がばれたときの恐怖を感じるからです。ベッキーを見たくないのではなく、嘘がばれるのを見たくない。それは、真面目に頑張り培ってきた仕事における「信頼」が一瞬で失われてしまうことへの恐怖だともいえます。


 池内氏がベッキーを例にして述べていることは、今回の蓮舫氏にもまさに当てはまることだ。切れ味鋭い発言でカッコいい女性イメージを演出してきた蓮舫氏が、ウソをついて発言を二転三転させている。それはまさに、真面目に頑張り培ってきた仕事における「信頼」が一瞬で失われてしまう危機を、女性たちはリアルに見せつけられている。女性としての魅力を十二分に発揮しているかのように見えていた満面の笑みも、まずいことは何事も笑ってごまかそうとする典型的な作り笑いに見えてしまう。

 つまり、もう蓮舫氏は多くの女性たちにとって、カッコいい女性ではなくなってしまっているのだ。むしろ、見たくない女性の代表格になってしまったのかもしれない。ともあれ、よほどの逆転技でも繰り出さない限り、女性活躍推進時代の女性リーダーとなるのは難しいだろうが、党首選後の党人事を巡る動きを見ていても、新鮮味に欠ける。つまり、女性の時代、女性の党を感じさせるものがない。