忙しくていつも時間に追われ、ストレスフルでヘトヘト。終わりなき仕事、先の見えない仕事、突発的にやってくる仕事をこなすだけで精一杯。
そんなプレイングマネジャーの仕事を助けるものは、意外にも、どの会社にもある「アナログツール」だった!
Photo:milatas-Fotolia.com
自分の仕事は夜からスタート
管理職が陥る「終わりなき仕事」との闘い
仕事柄、多くのプレイングマネジャーの皆さんと話をすることもありますが、皆さん一様に、こうおっしゃいます。
- 1.いくらやっても、仕事に終わりがない
- 2.自分の時間が、まったくとれない
- 3.常に、ストレスにさらされている
まさに、3つのバッドスパイラルです。
バッドスパイラルに陥ってしまうのは、プレイヤー時代の仕事のやり方のままで、プレイングマネジャーの仕事をしようとしているからではないでしょうか。
現場で苦しむプレイングマネジャーの方から、よくこういう声を耳にします。
「『上司本』にあるような心得をしっかり頭に留めて仕事をしているつもりですが、どうもうまくいかないのです」
「頭ではわかっているのですが、管理職の仕事の仕方が身につきません」
これは優秀なプレイヤーだった人にとってみれば、当然といえば当然のことかもしれません。
個人の能力が高く、会社から評価を得たからこそ昇格したわけですが、新人プレイングマネジャーは、そこで誰しもが大きな課題にぶつかります。
それは、優秀なプレイヤーからの脱却という課題です。
具体的には、この図のようにプレイヤーからマネジャーの仕事へと、考え方ややり方を変える必要があります。
今までと同じ仕事のやり方では、いつまでたってもあなたの仕事は終わりません。
加えて、管理職業務との同時並行なので、当然ながら昔と比べると生産性は大幅ダウン。限られた時間の中では体力もやれることも限界はあります。
一人でブルドーザーのように働いては、自分自身が疲弊するばかりか、部下も育たずチームとして結果を出すこともできません。そうならないためにも、なんとしても仕事のやり方を変えなければなりません。
では、何をすれば変えられるのでしょうか。