前立腺がんや
乳がんは生存率が90%以上

 ただし、がんの部位や進行状態を表すステージによって、5年生存率にはかなりのばらつきがあります。

 がん対策情報センターのデータでは、部位別で前立腺がんは97.5%、乳がんは91.1%、子宮がんは76.9%など、高い治療効果を示すようになっていますが、肺がんは27.0%、すい臓がんは男性で7.9%、女性で7.5%となっています。

ステージ別では、ステージI の5年生存率は96.2%ですが、ステージII は83.2%、ステージIII は52.7%と徐々に低くなっていき、進行が進んだステージIV になると20.0%となっています。

 がんの「5年生存率50%」とは、がんの治療開始から5年後に生きている人の割合のこと。再発して治療中でも生存していれば、生存率の割合に含まれる。