同じ気持ちを送るにしても、連載第19回で紹介した主語に私を入れる「Iメッセージ」に変えるだけでかわいげが出てきます。
○「寝ちゃうと寂しいな」
○「返事が欲しいな」
○「メールしてもいい?」
○「また会いたいな。いい?」
○「年上だけど、好きでいてほしいな」
次へつなげたいのであれば、×の例は絶対に送っちゃダメです。
お願いごとで相手の好意を確認しながら
相手に好きになってもらう方法
人は誰かを助けると、助けた相手を好きになる性質があります。
心理学の「認知的不協和」というもので、好意を抱いていない相手を助けると、自分の行動に矛盾が出るため、矛盾を解消するために「あの人を好きだから助けた」と、自分の行動と意識を補完する心理が働きます。
これを応用して、ごくごく簡単なお願いをしていくことで、相手の好意を測ることができます。
最初は、「コピーお願いしてもいい?」くらいのお願いでいいんです。
これがOKならば、ステップアップして「手伝ってくれたから、今度ご馳走するよ」と、誘ってみましょう。もし「夜はちょっと……」と返されたら、相手の本気度もそこまでということ。その場合、「そっか、夜は難しいよね。じゃあランチは?」と、相手の返事に合わせて受け入れてもらえそうな要求を投げかけていきましょう。受け入れてくれる要求が一段深まれば、相手が一段深く好きになってもらったと思っていいです。
この策のいいところは、相手の好意を測れると同時に、相手が自分のことを好きになってくれるところです。
ですから好きな人にはたくさんお願いごとをしてください。
ワンポイント・レッスン
最初に印象をよくすれば、事はうまく運ぶ。
お願いごとをすればするほど、好きになってもらえる。