確定申告が面倒だなんて誰が言った?
1枚の紙に数字を埋めるだけで○万円も!

 改めて確定申告を定義づけると、

1年間(前年度の1月1日~12月31日)に所得のあった人が、税務署に所得税(復興特別所得税を含む)の額を申告して「納税」する、または源泉徴収などで所得税を納め過ぎている場合は申告して「還付」してもらうこと。

 といったようになります。下にある用紙見本をご覧ください。これが確定申告書です(納める所得税の種類によって、いくつか種類があります)。“申告する”といっても、大げさなものではなく、基本的にはこのような用紙を、1~2枚記入して、領収書等の添付書類と一緒に税務署に提出するだけです。

確定申告書の用紙。毎年、様式が変更されるので、その点だけは注意。マニュアル書などを参考に書き込むとカンタンで早い

 今年の申告書の提出期限は2月16日~3月15日まで。申告書を作成するのにかかる時間は、簡単なケースであれば半日。事業などを営んでいるようなケースでも、1~3週間程度です。
 ですから、今から取りかかっても十分間に合います。たったこれだけのことで、何十万も節税できたり、還付を受けられたりする可能性があるのです。