A氏:「そうだろうな。こんなに毎日アポイントメントがあると、そう思うのも当然だ」

私:「ご理解いただきありがとうございます」

A氏:「でも、ボクが秘書を通じて『時間がないからできない』と伝えたら、部下はどう思うかな…」

私:「やむを得ないと思うのはないでしょうか?」

A氏:「そうだろうな。その後、部下はどんなふうに思うかい?」

私:「まぁ、いたしかたないかと…」

A氏:「それで終わると思う?」

私:「あっ、トップの方が時間を理由に断るようになると、部下たちも『時間がない』と言って時間のせいにするようになるかもしれません。伝染していくといいますか…」

A氏:「そうだ。いいところに気づいたね。それが一番恐ろしいことだ」

私:「はい」

A氏:「時間を理由に言い訳ばかりをしていたら、結束力のあるチームを作れると思うか?」

私:「いいえ、難しいと思います。様々な締切に間に合わなくなり、その結果、プロジェクト自体がうまくいかなくなると思います」

A氏:「そうだな」

私:「はい」

A氏:「それでは、明日からこれまで以上にアポイントメントの調整を上手くやってほしい。秘書の腕の見せ所でもあるからね。ボクを含め全員のスケジュール把握するぐらいの意気込みで(笑)」

私:「承知しました。ありがとうございました」