企業の存在意義
 企業の存在意義は、雇用すること(働くことで得られる喜びの場を提供すること)。また、成長と自己実現の機会を与えることです(チャンス&チャレンジ)。

 私は、雇用を守るために、絶対に赤字にしない仕組みづくりに注力しています。
 ですが、「すぐれた仕組み」だけでは、「人を大切にする会社」をつくることはできません。

「仕組み」よりも大切なのは、「すぐれた社風をつくること」です。

 日本レーザーが、数々の逆境に見舞われながらも「23年連続黒字」を続けているのは、人事評価や社員教育といった仕組み以上に、「私の思い」=「会社の理念」が社員に浸透し、社風をつくっているからです。

「何のために会社をつくっているのか」
「何のために会社を経営するのか」

 を社長自身の言葉で社員に直接伝えることが、「人が辞めない会社」をつくる要諦であると私は確信しています。