近所の「うるさいおばさん」への対処法
口論するよりも甘いお菓子が効果的

 最初に買ったボロアパートのご近所で、妙に出くわすおばさんがいました。実は、物件の隣のおばさんです。

 物件に行くたびに「アパートがボロくてお化け屋敷みたいなので、取り壊してほしい」「野良猫を飼っている入居者をどうにかしろ」「アパートの駐車場から砂利が出るから、ほうきできれいにしろ」「物件のまわりの草刈をしろ」「リフォーム業者の音がうるさい」といったクレームをガンガンいってきます。

 物件を買ってから1年くらいは、おばさんに会わないようにコソコソと物件に行ってリフォームしていましたが、あるとき、とうとう、おばさんが遠くから私を見つけて文句をいってきました。

 コソコソ作戦は失敗です。

 観念して、地元で有名なまんじゅう屋さんで安いまんじゅうを買い、お詫びに行きました。それからしばらくは、まんじゅう効果が利いたようで1年間は静かになりました。

 その後もいろいろクレームがあり、その謝罪もあって、田舎で流行の洋菓子屋さんで1本1200円もする高級なロールケーキを2本お土産に持っていき、おばさんの不満を聞いてあげました。

 うるさいおばさんに対しては言葉や行動で撃退するのではなく、甘いお菓子で撃退するのが効果的です。

 ただし、最初から高級なお菓子を持っていくのは間違いです。

 あまり自分に好意的でない人に対応するときは、1回でおいしいお菓子を持っていくよりも、3回程度で少しずつよいものにランクアップさせて持っていくほうが効果的です。

 これは、大学の行動科学で学んだ理論を応用したものです。

 持っていくタイミングですが、おばさんの不満が頂点に達しているときを見てまず1回目。また怒ったタイミングで2回目を持っていきます。

 なにも起きていないのに1回でおいしいお菓子を持っていくよりも、かなり効果があります。

 ビジネス書に書いてあった「贈り物は小分けがいい」「女性は話を聞くだけで解決してはならない」という理論も考慮しながら対応しました。

 本当にとことん口喧嘩をしたり、法律家を使って交渉したとしても、味方につける利益ほど効率はよくないと思います。

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 5回にわたって、ど素人の私なりのボロ物件不動産投資法を連載してきましたが、もともとは1冊のビジネス書があったからできたことです。

 ビジネス書はただ読むだけでは意味がありません。私も行動を起こさなければ、月100万円も稼げなかったでしょう。

 読んだ内容を実行すること。それが本当に大事なのだと思います。

 


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