大きな決断をするときには、その分野の本を
とりあえず3冊読んでみる

朝倉 個人投資家の方には、金融機関のファーストオピニオンだけでなく、客観的なセカンドオピニオンを得たうえで、冷静に金融商品の良し悪しを判断していただきたいですね。

深田 私は、「投資を始めよう」「生命保険に入ろう」「住宅ローンを組もう」といったようなお金について大きな決断をするシーンでは、そのジャンルの本をとりあえず3冊読んでみることを勧めています。

 この3冊の中には、入門にちょうどいいわかりやすいものと、全部読まなくてもいい辞書代わりに使える網羅性の高いものを入れておくのがコツ。
できれば、日ごろ雑誌や新聞、ウェブの記事を読んでいる中で「この人が言っていることは納得できるな」と感じる著者をチェックしておくといいですね。

 すると基礎知識が身につくので、営業マンと話す場合にも、深いところまで話ができます。つまり、言われるがままに契約してしまう…、ということが俄然少なくなるんです。

 また、本を読めば自分なりに行動できることも増えますよね。例えば、今回の朝倉さんの本を読んで「投資信託を使って新興国に投資してみようかな」と思ったら、モーニングスターのサイトを使って自分で投信を探し、ほしい投信を取り扱っている金融機関に自分からアクセスすることもできるでしょう。

 金融商品と上手に付き合うには、やはり自分で勉強すること。そのうえで、「足りない情報をもらいにいこう」「商品についてわからないことを質問しよう」というように、金融機関を上手に利用するスタンスを持つのがいいと思います。
  


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