大きな決断をするときには、その分野の本を
とりあえず3冊読んでみる

朝倉 個人投資家の方には、金融機関のファーストオピニオンだけでなく、客観的なセカンドオピニオンを得たうえで、冷静に金融商品の良し悪しを判断していただきたいですね。

深田 私は、「投資を始めよう」「生命保険に入ろう」「住宅ローンを組もう」といったようなお金について大きな決断をするシーンでは、そのジャンルの本をとりあえず3冊読んでみることを勧めています。

 この3冊の中には、入門にちょうどいいわかりやすいものと、全部読まなくてもいい辞書代わりに使える網羅性の高いものを入れておくのがコツ。
できれば、日ごろ雑誌や新聞、ウェブの記事を読んでいる中で「この人が言っていることは納得できるな」と感じる著者をチェックしておくといいですね。

 すると基礎知識が身につくので、営業マンと話す場合にも、深いところまで話ができます。つまり、言われるがままに契約してしまう…、ということが俄然少なくなるんです。

 また、本を読めば自分なりに行動できることも増えますよね。例えば、今回の朝倉さんの本を読んで「投資信託を使って新興国に投資してみようかな」と思ったら、モーニングスターのサイトを使って自分で投信を探し、ほしい投信を取り扱っている金融機関に自分からアクセスすることもできるでしょう。

 金融商品と上手に付き合うには、やはり自分で勉強すること。そのうえで、「足りない情報をもらいにいこう」「商品についてわからないことを質問しよう」というように、金融機関を上手に利用するスタンスを持つのがいいと思います。
  


※編集部からのお知らせ
『30代で知っておきたい「お金」の習慣』
『30代からはじめる投資信託選びでいちばん知りたいこと』
好評発売中!

3年後、後悔しないための
「新・生活防衛術」がわかる!

 30代でのお金の「貯め方」や「使い方」が、今後の将来を左右する!いま30代の世代に向けて「お金」に関して知っておくべきことを、15年で3000件以上の家計を診てきた超プロである深田晶恵さんが、やさしく、わかりやすくアドバイス。わかりやすい図解やイラストも多く、この本を読むだけで、なんと2200万円+αの節約ができます。

ご購入はこちら!⇒[Amazon.co.jp] [紀伊國屋書店BookWeb] [楽天ブックス]

これから20年後を見据えた
30代のための「投資戦略」がわかる!

  投資信託の第三者評価機関として名高いモーニングスターの日本法人トップを務める朝倉智也さんが、主に30代に向けて“新常識”のポートフォリオを公開し た注目の新刊。新興国の経済が成長し、先進国の経済が高止まりする今後20年の世界勢力図から逆算して、私たちはいまどのような投資を始めればよいのか?  今日から実践できるアドバイスが満載です。

ご購入はこちら!⇒[Amazon.co.jp] [紀伊国屋書店BookWeb] [楽天ブックス]