ファミマカフェのフラッペシリーズには「ガリガリ君」でおなじみの赤城乳業のかき氷ノウハウが入っている。そもそもは「専門店のフラペチーノのような商品をリーズナブルに提供できないか」と商品開発担当者がひらめいたのがきっかけ

まだ5月下旬だが、暑さが続き、冷たい飲み物が美味しく感じられるようになってきた。そんな中、ファミリーマート(以下ファミマ)の冷凍ケースに異変が起きている。冷凍惣菜やロックアイス、アイスコーヒー用カップといった見慣れた商品に混ざり、カラフルな色をしたドリンクカップの陳列面積がどんどん大きくなっているのだ。(取材・撮影・文/コンビニジャーナリスト 吉岡秀子)

ファミマのフラッペは
フローズンドリンク

 カップの正体は"ファミマカフェ"の「フラッペ」。2014年6月の発売以降17年3月までで、累計販売約6700万個に成長した人気メニューだが、今年は夏まで過去最多の10つの新フレーバーを連打するという。そこまでやって夏ドリンクの定番、アイスコーヒーの客を食ってしまわないのか。ファミマに取材に行ってきた。

 そもそも、みなさんは「フラッペ」を買ったことがあるだろうか。

 店頭にのぼりを立てたり、ポスターを貼ったりとあれだけ宣伝しているのだから……と思っていたが、周囲に聞くと「買い方がわからない」「どの売り場にあるのか知らない」というビジネスマンは案外多い。これを率直にファミマの担当者に伝えてみると「フラッペの購入客の約65パーセントは女性なので、そういった方もいらっしゃるかもしれませんね」と客の行動はすでにリサーチずみだった。それでもイチオシするには理由がありそうだ。

 何はともあれ、飲んでみた。実はファミマのフラッペは、いわばシャーベット状のフローズンドリンク。「かき氷にコーヒーマシーンのミルクを入れて溶かす」、アイデア商品だ。