英語サイトからFacebookページへ

 英語サイトをスタートしてみると、人気のあるキャラクターは日本とは違うものの、思った以上の反響があった。問い合わせが多数来て実際に成約につながっていった。ヨーロッパとアメリカがやはり強い。ヨーロッパの中でもイタリアやフランスでコスプレ人口が多いことも初めてわかった。これまで最も高額なコスチュームはイタリアからの受注だったという。

 Facebookを始めたのは、英語サイトのさらなる活用を狙ってのことだった。日本でもFacebookが話題になりはじめた2010年の夏頃から導入を検討。秋には英語のFacebookページ”Cosplay Costumes Japan” (http://www.facebook.com/pages/Cosplay-Costumes-Japan/117283284988648)をオープンした。

 カスタマイズページなどは特に作らず、実際に制作したコスチュームの前向き、横向き、後ろ向きの3枚セットの写真をウォール投稿していった。

英語圏向けFacebookページ「Cosplay Costumes Japan」
http://www.facebook.com/pages/Cosplay-Costumes-Japan/117283284988648

 

「何を投稿したらいいのか、ほかには思いつかなくて。実はFacebookはいまだによくわかっていません。概念も完全には理解できていない。ただ、口コミを起こすというところに期待を持っています。可能性はすごく感じますね」(岡本さん)

 現在ファンは1200人。売り上げは国内にはまだ遠く及ばないが、実際にFacebook経由で受注も決まり始めた。