総務・人事が企画する健康研修や相談会は
管理職が主導して部署ごとに参加を

 ここまで個人でできる食事管理術をお伝えしましたが、総務・人事としてどのようなサポートができるでしょうか。日々の食事への意識を上げるのは、やはりきっかけが必要です。健康に関わる研修や相談会、それこそ産業医や栄養士との面談があるのであれば、総務からアナウンスするだけでなく、部署ごとの管理職、もっというと、その中でも社員との関わりが多い人から参加を呼びかけてもらうようにお願いしましょう。

 私が研修の講師として呼ばれた際、部署ごとの参加数一覧を拝見することがありますが、最初の参加表明の時点で忙しさにかかわらず、部署によって参加人数に偏りがあるのが見えます。上司が帰らないと部下も帰りにくい、なんて時風はもうないかもしれませんが、それでも、上司自ら参加を後押しした方が参加しやすいでしょう。一般社員が参加しにくいのは、意識とは別に、部署の雰囲気も大きく関係しているかと思います。

 また、予算や講師の都合が許すようでしたら、全社で募集をかけるよりも、部署ごとに開催した方が参加しやすく、参加しなかった人がいても、多くの人が参加していると研修後やランチ時などに話題に上がりやすいため、チーム全体で食生活の変化が良い方に変わりやすい傾向にあります。

 意識の高い管理職の方には、ぜひ良いインフルエンサーになっていただきたいものです。

(栄養士・食事カウンセラー 笠井奈津子)