経営コンサルタントの採用面接:まず学習能力・危機対応力が試される

経営戦略コンサルタントの採用面接で何を見る?

 私が面接官デビューをしたのは、ボストン コンサルティング グループに入社してすぐ翌年のこと。学卒者向けとはいえ随分若い(かつ社会人経験の少ない)面接官でした。

 もちろんガチガチに緊張していましたが、そこは用意周到、いわゆる「ケース」を自分で創って相手に考えてもらい、そのまま議論に突入。そんな方法でなんとか乗り切っていました。

 以来、経験者採用を含め、20年近くコンサルタントの採用に関わり、1000名近くの方との面接をこなしました。そこで私は何を「見て」いたのでしょう。

 例えば上記の「ケーススタディ」もの。ケースをやると実に色々なモノが見られます。頭の回転、論理性、プレッシャーへの耐久性などなど。

 でも、まあ、そんな簡単に正解できるようなケースを用意するわけもないので、大抵の人は早々に撃沈します。しかし文字通り「問題」はそこからです。