後に、私に打ち明けました。「めちゃくちゃ恥ずかしい思いをしました」と。

 当然、破談になりました。

 このエピソードを読んで、「その男性は別に悪くないじゃないか」と思ったあなた、コミュニケーションに難ありだと自覚してくださいね。

 この例は極端だとしても、縁談を断った女性たちからは、「自分の話ばかりするからつまらない」「自慢話ばかりで辟易した」といった声が多く寄せられます。いい所を見せたいという気持ちは分からないでもないですが、前述したようにコミュニケーションは会話のキャッチボールであるということを肝に銘じておいてください。

うまくなりたかったら
イタリアに行け!

 しかし、どうしてもコミュニケーションがうまく取れない婚活男性には、荒療治として私はこう言っています。

 イタリアへ行け。

 ジローラモさんのように、イタリア人男性は、「女性を見たら口説かなければいけない」と考えていると言われますが、女性に対する好意の自然な“見せ方”は、学ぶべきものが大いにあります。それを、現地に行って、その目で見てこいというわけです。

 昔、イタリアに旅行していた時のこと、トレビの泉で飲み物のふたが開かず困っていました。すると、少し離れた場所で談笑していた男性2人組がすっとやってきて、そのうちの1人が私から何も言わずに瓶を取り上げて、開けてくれたのです。

 そして、別に私を口説くでもなく、また2人は話を続けました。ふたを開けた時も、ごく自然に、まるで友達の手助けをするかのようなふるまいでした。はっきり言って、すごく格好良かった!日本の男性にはできないコミュニケーションの取り方かなと思います。

 とはいえ、ここまでできなくても、相手のことをよく見て、よく話を聞いていれば、何を話せばいいのか、そして何が喜ばれるのかはおのずと分かるはず。それこそがコミュニケーションなのですから。

 もちろん恋愛だけでなく、仕事の現場でも一緒。うまくコミュニケーションを取っていれば、デキリーマンへの道もおのずと開かれてくるでしょう。

(結婚相談所マリーミー代表 植草美幸)