就活でもっとも大切なもの、それは「自信」

 就職より内定よりも大事なもの、そして特に難関企業の内定にも、実は最も重要視され、絶対不可欠なものがある。

それは、自信だ。

 自分で自分を、心の底から信じてあげられることだ。

 自信の源は、いつの時代も不変である。

 見たくないものから目をそらさず、ごまかさず、自分と向き合うこと。

 深い愛情と強い信頼関係で結ばれた親の存在。

 全面支援し合える仲間の存在。

 さらには、勇気を出して全力で何かに取り組むこと。

 こうしたものが、きみの自信を支えるものとなる。

 就職活動は、仕事とまったく同じだ。

 自分から主体的に取り組む者にとってはものすごく楽しい。

 一方、期待もあるので不安も出てくる。

 それを乗り越える過程において、さらに大きな自信も手にすることができる。

 そのために必要なこと。

 きみが自分と向き合い、自分から行動できるかどうか。

 それだけである。

『絶対内定2013―自己分析とキャリアデザインの描き方』では、具体的に「やりたいこと」をどう見つければいいのか、自分の本音を知るためには何をしたらいいのか、会社が必要とする人材とはどんな人なのか等、詳しく書いた。自分と向き合うためのワークシートも多数収録している。

 たくさんあって大変そうと思うだろうが、やり始めると意外と楽しい。内定をとった後も、社会人になってからも、ワークシートをもう一度書いてみたという人もたくさんいる。

 就職活動まっただ中の人もいれば、あせり始めた人もいるだろう。

 これからでもまだ間に合う。

 思い切り本気で、思い切り楽しんで、就職活動をしてほしい。

 そして、心から納得のいく人生を見つけてほしい。

 (次回はより具体的に、ブレないエントリーシートの作り方について解説します)