皆さん、こんにちは。自分で言うのもなんやけど、「採用の神さま」小畑重和です。

 10月10日から北京に来ています。もう1ヵ月になるのかな。

 今回は、最新中国就職活動ルポです。

中国の就活には2つの波が!
「秋」と「春」に訪れる就職のチャンス

前回お話したように、中国の新学期は9月スタートです(卒業は、6月か7月です。ただ、大学・学部によっては、1月卒業、4月卒業って人も見かけるんですよね、ややこしいことに。ほんと何でも整然としてないというか、バラバラというのか…)。

 では、中国での就職活動はいつからスタートするのでしょうか?日本のように経団連の倫理協定があって、「いついつから採用スタートですよ!」ってのは、もちろんありません(笑)けど、早期に動く層はおおむねこんな流れで進むので、ボクは今、北京にいるわけです。

 この9月、学部生は新4年生に、院生は新3年生となって新学期を迎え、

1. 履歴書を送る(9月~10月)
2.学校での企業説明会(9月~10月)
3.筆記試験(10月~11月)
4.面接(11月~12月)
5.オファー(12月)

 という流れで就職活動をします。

 この後、1月は学校の試験だったり、学部生は大学院の入学試験があったり、さらに春節(旧正月で日本のお正月に近い)で学生も実家に帰るので、次の就職活動の波は3月から卒業にかけてやってきます。

 大学院の入試に落ちた学生も参戦するので、学部生はこの3月以降が就活のメインみたいですね。また、こないだ「地元の青島(チンタオ)に帰って就職したい」という学生が言っていましたが、「地元企業の採用は春が多いんです」とのこと。大都市の就職戦線が一段落してからのスタートなんでしょうかね?

 日本でいう大企業が終わってから中小企業の採用スタート、みたいですね。