また、注目したいのは皇學館大学だ。三重県伊勢市にある主に神職を養成する大学だが、今年の全日本では初出場ながら17位に入る健闘を見せた。地元の大学の活躍は大きな話題になったものだ。力をつけている段階であり、今後は有力ランナーが集まるかもしれない。

 箱根駅伝の全国大会化検討の報を受けて、スポーツ紙やネットメディアが、その方針に賛成か反対かのアンケートをしている。

 その結果を見ると賛成が約6割、反対が約3割だった。反対意見を見ると「長い伝統は変えるものではない」「箱根駅伝は関東のもの。箱根路を他の地域の大学が走るのは違和感がある」といったものが目立つ。守旧派が多いようだ。賛成意見には「全国のレベルアップにつながる」「他の地域の大学が箱根で優勝するようなことがあればサプライズで盛り上がりそう」などがあった。

 現状では、関東の大学と他の地域の大学では大きな実力差があり、たとえ門戸が開かれたとしても予選会を通過すること自体、高いハードルだろう。だが、箱根駅伝出場を勝ち取った時は大きな話題になることは間違いない。また、力をつけて上位争いをするようになれば、それも感動的だ。箱根駅伝の全国大会化、ぜひ実現させてほしいものだ。

(スポーツライター 相沢光一)