縁の下での地固め精神で
顧客の信頼を掴め!
【陽1年】の「二黒の部屋」にいる人は、何事も『縁の下の力持ち』の精神でいることが大切です。
【陽1年】のイメージは迎えたばかりの「春」です。ここは物事の始まりの時期です。
経営者であれば、新事業を始めるにはもってこいのタイミングです。
ただし、“飛ばしすぎ”には注意が必要です。
この【陽1年】にいる人は、まだ冬眠明けの状態です。
視界は完全なる良好ではありません。
うっすらと進むべき道が見えているだけなのです。
たとえば、新事業を計画したとしましょう。
ここで、利益追求に焦って、“飛ばしすぎ”てしまうとどうなるのか?
進むべき道の全体像が見えていないだけでなく、事業成功のための地固めもできていないのですから、長い目で見て成功するはずがありません。
お客様が企業を選ぶこの時代。
最初から利益重視で突き進む事業は、もろいものです。
一時的な利益は手に入るでしょうが、すぐに(お客さん)に魂胆を見透かされ、事業が軌道に乗ることは難しいでしょう。
だからこそ、この【陽1年】で行うべきことは、新しく始める物事(事業)の「地固め」なのです。
主義主張を前面に出すのではなく、「あなた(お客様)の生活を支えるために、私は新しく物事(事業)を始めます!」といった気持ちを打ち出していくことが何より大切です。
「縁の下の力持ち」精神で周囲と向き合い、これから行うことの根本的な目的やミッションをきちんと伝えていくことが、【陽1年】の時期では必要となります。
「縁の下の力持ち」精神に徹することで、“お客様からの信頼”をも得られるのです。