情けは人のためならず

12月1日(木)配本の新刊
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 いつもに増してご報告することもないため、今週12月1日(木)配本(この日から店頭に並び始める)予定の新刊をパチリとしたものをご紹介。ダイヤモンド社では、翌週配本の新刊を、書籍編集局の入り口に陳列することになっています。

 どれも気になる作品ですが、編集担当に恩を売るためにも、『陰山英男の英語学習「再入門」』をご紹介。英語を学ぶための心構えが書かれており、50歳から英語「再入門」を果たした、陰山先生による新メソッドが紹介されています。

 純国産製品の私は、英語をしっかり話せるワケもなく、特に発言に苦手意識を持っています。受験英語の賜物なのか、相手の言っていることや文章についてはある程度理解できても、それに対する適切な返しが出てこない。

 先日、外国人が乗っているエレベーターに同乗しようとした際、「開」と「閉」が区別できなかったのか、突然ドアが閉まって「ガッ!」挟まれてしまいました。「ごめんなさい」と言われても適切な言葉がすぐに出ず、少し考えてから「No problem」と自信なさげに答える事態に。

 他言語であれば、発音も文法も全く気にすることなく、「とにかく伝わればいい」と開き直っているのに、英語だけは「完璧に」という思い込みがあるのは、なぜでしょう。よく考えれば、日本語でさえ、滑舌が悪いために発音は曖昧で、文法なんてまぁ適当もいいところにもかかわらず。

 陰山先生の本を読むと、「細かいことは気にしないで大丈夫」と思えるので、英語に対して奇妙な苦手意識を持ってしまっている私のような人には、非常にオススメです。詳しい内容につきましては、こちらの1冊をご一読ください。

 自分の担当作品を差し置いてまでの宣伝。どんなキックバックがもらえるのか、期待せざるを得ません。そう、情けは人のためならず。

 最後に、電通の元社長成田豊さんが亡くなられたという残念なニュースを知り、電通「鬼十則」をあらためて読んでみたというご報告を。「取り組んだら放すな、殺されても放すな、目的完遂までは……」のように、過激だけど本質的なメッセージが並べられているため、ついつい頭に残ります。昭和の豪傑、吉田秀雄が伝えるからこその鬼十則は、きっとこれからも廃れないでしょう。

 成田豊さんの逝去を悼み、謹んでお悔やみ申し上げます。

今週の気づきと来週以降のテーマ
・糖質制限、絶賛継続中
・話してみることが英語上達への第一歩
・電通「鬼十則」は不変

(本連載は毎週水曜更新です。 「『情けは人のためならず』が誤用されている」という意味がよくわからない編集担当です。ムラタくんも当然ながら正しく使っていますね。ただし、正直言って僕が触れるメディアは君と同じ、ここだけですよ。)