次の「糖化」は現代人にとって鬼門の相手。糖質を含む炭水化物を制限する食事療法もあるが、ご飯好きには案外厳しい。その場合は食べる順番で血糖を上げ過ぎない工夫をしよう。おかずと汁物を先に食べ、ひと息ついてからご飯やパンに手を伸ばすのだ。また、昼食は糖質が少ないそばなどの麺類がおすすめ。そば湯を頼めばPCのルチンも摂れる。

 3番目の「鉄化」を防ぐのは鉄による酸化促進作用を抑えるため。すでにC型肝炎の患者には「鉄制限食」が処方されている。あまり神経質になる必要はないが、すでに肝炎や脂肪肝を指摘されているなら、レバーや赤身肉(魚の血合も)を避けたほうがいい。

 食事療法というと面倒そうだが、これは今日の昼からできそうなことばかり。検診で肝機能に黄色信号が灯った方はぜひ実践してほしい。今のうちにいたわらないと後半生は肝臓のしっぺ返しを食らう。

(取材・構成/医学ライター・井手ゆきえ)