言い訳をするより、謝ったほうが速い

 何かミスした時に、言いわけをする人がいます。

 まずは、言いわけをするより謝ることです。

 人は一生懸命言いわけをすることで、自分の保身を図ろうとします。

 でも、いくら言いわけをしても、結局、信用を落とします。

 言いわけをしないほうが信用を上げることになります。

 言いわけをしている人は、なかなか謝らない人です。

 「私は悪くない」という姿勢が一番好感度を落とします。

 たとえば、ミーティングを約束した人が「○○さん、すみません、出がけにちょっと長電話につかまっちゃいまして」と言って遅れてきました。

 その人は、ミーティングが終わると、次の仕事先では、きっと「○○さんの話が長くて」と言いそうです。

 いつも前の人の悪口を言っているからです。

 今度は、今会っている自分が言われます。

 面接で、「A社とうちで、なぜうちを選んだのですか」と聞かれて、「あっちの会社は、面接をした人の感じがいまいちだったので」と言うと、きっとA社でも同じことを言っているに違いないと思われるのと同じです。

 言いわけは、とにかく次へ動くスピードを遅らせ、さらに信用を落とすという2つの損失があるのです。

 謝る時は1回でいいということです。

 「これから直接お会いして、おわびをさせていただいて」と言う人がいます。

 その時間がもったいないです。

 それなら、善後策を考えてすぐ行動したほうがいいのです。