損得抜きの境地に立たないと
幸せな夢は見られない

 さらに、「専門家ではないから、あくまで漫画家としての主観にはなりますが」と前置きし、こう続ける。

「主人公の佐藤くんは、損得を考えないで行動したから、『風俗嬢と本気の恋をする』という夢を見ることができたんです。その結果、何も損してないんですよ。最後の最後まで恋をして、生涯で忘れられない人に出会った。多少のお金と時間を消費してはいますが、その何倍もの幸せを手に入れることができました。漫画に限った話ではなくて、現実でもそうですよね。夢を見たいなら、とことん夢中になれと言いたいです」

 他人がどう言おうと、本人が納得しているのであれば、それで問題ないということだ。損得を考えているうちは、幸せな夢を見ることはできないと鳥飼氏は断言する。

「風俗やキャバクラの女の子に騙されないためにはどうすればいいのかという質問に対して、ハッキリと回答するのは難しいです。でも、1つ言えるのは、どうやってトクしようかと考える人は、そもそも風俗に行かないほうがいいと思います。探せばネットで無料動画のサービスとかあるわけだし、そういうのを利用したほうがいいです」

 ダイヤモンド・オンライン読者にも、「損得を考えずに夢を見ることを忘れないでほしい」とメッセージをくれた鳥飼氏。

『ロマンス暴風域』は10月より第2章の連載がスタートしている。佐藤の次なる恋愛模様が描かれる予定で、芹香がいなくなった後、彼はどんな恋をするのか?中年男の恋愛と、風俗と金銭事情が赤裸々に描かれた物語から学べることは多そうだ。