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違和感ありありのプレゼントで
浮気発覚、さらなる修羅場に……

 クリスマスプレゼントにまつわる浮気発覚もある。Cさん(30歳女性・未婚)は彼氏がくれたクリスマスプレゼントから浮気を突き止めた。

「付き合って1年と少しの彼がいたのですが、誕生日などにはそれまで私の年齢相応の、恋人に贈る一般的な物をプレゼントしてくれていました。しかしそのクリスマスにくれたものは、有名おもちゃ店の包装紙に包まれたバービー人形。確かに私はバービーちゃんを敬愛していてそれ関連のグッズもいくつか持っていたので、それに鑑みてのチョイスだったのかもしれませんが、『なんでここにきて急におもちゃ!?』という違和感は拭いきれませんでした」(Cさん)

 大人の女性へのプレゼントに“子ども用のお人形”という選択肢。一周まわって気が利いているという趣きもあるが、果たして今回はCさんの疑念を揺り起こす結果となった。Cさんは相手男性の身辺を調べ始めた。

 そして、驚愕の事実が明らかになる。実は彼は、幼稚園に通う子どもを持つ既婚者だったのだ。

「『許せない』、の一言に尽きました。仕事が忙しいのは知っていましたが、家庭と両立させるための方便だったのかと思うと…。バービー人形も、子どもへのクリスマスプレゼントを買ったのと同じタイミングで購入したそうです」

 プレゼントを買いに行く時間も惜しいくらいの忙しい師走。相手の男性は少し楽をしようと、子ども向けプレゼント、不倫相手向けプレゼントの両方を同時に買ったと思われる。別々に買いに行く手間を惜しんだそのツケが、不倫バレとして回ってくることになったのであった。

年の終わりが一番危ない?
乗り切ったあとに来る油断

 交通事故は自宅近くで起きることが多いという。「自宅が近い」という油断から警戒心がゆるみ、事故を引き起こしているのであろうと考えられている。

 この話から演繹すると、「油断しやすい状況こそ、一層の注意が必要である」という教訓が得られる。これは浮気の場合も同様なようだ。

 忙しい戦いの日々も奮闘しているうちに過ぎていく。1件、また1件とタスクを片付けていき、日付は大晦日へと近づく。年内の仕事をすべて片付けてしまえば、あとに残るのは「やりきった」という安堵感と解放感だ。ここに油断の生じる隙が生まれる。