第1志望ではないところで、第1志望はどこかと聞かれたら、
どうすればいいのか
第1志望ではないところで、面接の練習をするとなると、
「第1志望はどこかと聞かれたら、どう答えればいいのか」
という問題にぶち当たる。
「第1志望はA社で、御社は、A社の面接の練習に来ただけです」
などと(本当のことを)言ったら、落とされて当たり前だ。
「もちろん、御社が第1志望です」
と答えればいいのだ。
どこへ行っても「御社第1志望」で押し通せばいい。
たとえ第1志望でなくて、第27志望でも、「御社第1志望」と真顔で言えるようでなければ、サラリーマンは務まらない。
どうしても、第27志望会社には、第27志望です、としか言えない人は、サラリーマンは向いていない。
「どうしてウチのような会社がいいのかね。ほかにもいい会社がいっぱいあるのに」
とひねくれた聞き方をされる。
この手の会社は、業界の下位にいる会社に多い。
なかには、業界2位企業であるにもかかわらず、そんなことにこだわっている会社もある。
それでは、「どうしてウチなんか」の理由を何と答えるか。
「大きな会社より、小さな会社のほうが、活気があって、やりたいことを早くやらせてくれそうだから」という答えはどうか。
ウチなんか、とひねくれてるのだから、これぐらいのこと言ってやっていいのだけれど、そこは、ウチなんかと言いつつも、やっぱりなにがしかの自負はあるもので、それをあからさまに中小企業呼ばわりされたのでは、当たっているだけに、カチンとくる。
「いろいろ回ってみて、いろんな会社の人に会ってみて、会った人で決めました」
と言うのが逃げる手としてはいい。
会社の規模の大きい小さいに触れていないし、婉曲に、目の前にいる人をほめることになっている。しかも、どこに行っても使えるから、そのたびに考える必要はないのだ。そのたびに苦し紛れに考えようとするから、失敗するのだ。君たちの先輩の声を聞いてみると「本当に会った人で決めた」人が多い。