OB訪問と本番の面接では、何が同じで、何が違うのか
OB訪問に来た学生のなかから優秀な学生を人事に推薦するリクルーター制をとっている会社が多い。
ということは、OB訪問からすでに実際の面接が始まっていると言える。
あからさまに、自己紹介と志望動機を言わせる会社もあれば、まったく面接の雰囲気と違ってうちとけた感じで、雑談のような話をするリクルーターもいたりする。
雑談だったから、この会社はリクルーター制ではないんだなと油断したら甘い。
すべての会社がリクルーター制だというくらいの覚悟で、OB訪問に臨もう。
ではOB訪問と本番の面接は、何が同じで何が違うのだろうか?
共通点は、次の3点だ。
①選抜が行われること。
②そのために君の熱意を伝えること。
③コミュニケーションであること。
コミュニケーションだから、黙っていてはダメなのだ。
ではどこが違うのか?
②の熱意の伝え方だ。
本番の面接と違って、OB訪問では、君は質問する側にいる。
質問される側にいるときは、熱意を伝えるのは、話の内容で伝えられるが、質問する側にいるOB訪問では、熱意の伝え方が難しいと感じるだろう。
質問する側のOB訪問で、いかに熱意を伝えるか?
そのためには、突っ込んだ質問という形で熱意を伝えるのだ。
いかに君がその会社に入りたいかは、君の真剣な質問から伝わる。
ものを買うときでも、ひやかしだったら、それほど真剣に聞かないが、いざ買う意思があるときは、たとえ安いものでも、真剣に聞くはずだ。
それと同じなのだ。
パンフレットに書いてあるようなことしか聞けないようでは、熱意があるとは思われない。
まして、黙っていたのでは、ひやかしと思われても仕方がない。
ただし、無理に質問をでっちあげてはいけない。
質問のための質問は見抜かれるし、一番嫌われる。
君がもし本当にその会社に興味があるなら、おのずと質問もたくさん出てくるはずだ。
何を聞けばいいのかよくわからないなら、企業研究不足だ。
企業を研究すればするほど、質問したくなることがたくさん出てくる。
いろいろな会社を回ると、質問したいことがたくさん出てくる。
熱心な質問をするには、たくさん会社を回ること