「“好き”を仕事に」という教えには、重大な誤りがある
この本には、私の「理想の仕事探し」の追求プロセスが、克明に記されている。
本書は以下のような構成で展開する。
・仕事で輝かしい成功を得るために「“好き”を仕事にしよう」という従来の教えには、重大な誤りがあることに気づいた。
・実際には、やむにやまれぬ事情から、就職している人が大半である。
・「“好き”を仕事に!」という教えは、この事実に関して何の説明にもなっていないどころか、さらに悪いことに、職を転々とする人や、夢が叶わずに絶えず不安にさいなまれる人を生み出している。
これを出発点として、まずルール1では、これまで優勢であった「“好き”を仕事にしよう!(「やりたいこと」待望論)」を論破する。
ただし、そこで追求を終わらせるつもりはない。何がダメなのかを突き止めた上で、さらに、「『“好き”を仕事にしよう』というアドバイスが間違いならば、代わりにどうすればよいのか」に答える必要がある。
この本のルール2~ルール4に答えがあるが、その探求の過程で私は、思いも寄らない場所に連れて行かれることとなった。