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スマートフォンをビジネスで使うには?
――便利さへの期待と「ここが気になる」

【第6回】 2012年3月1日
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「社外での勤務」を支援
するサービスの活用

 スマートフォンのビジネス利用における「コスト」「セキュリティ」の懸念を解消する方法はないものだろうか。

 そもそもスマートフォンを仕事で使う目的は、オフィス外でも業務を継続し、時間を効率的に使うためのツールの一つとして活用することである。

 これまで以上にコスト意識とスピードが求められる昨今、現場で働く社員が自分の業務を効率化するために自主的にスマートフォンを仕事で使う、というレベルではなく、企業自体が全社的な業務効率化のための対策を講じる必要がある。

 「コスト」「セキュリティ」は、業務効率化の過程で生じる課題という意味では、組織で解消していくべきかもしれない。

 企業のなかには、ワークライフバランスやBCP(事業継続計画)の観点から、在宅勤務、外出先での業務など社員の裁量で多様な働き方を認めるところも出てきており、スマートフォンをはじめとするモバイルツールを社員に支給し、結果的に通勤費やオフィスに関わるコストを削減している例も出始めている。

 社外での勤務を支援するサービスに関しては、近年いくつかのサービスが提供されているが、スマートフォンでのソリューションに関していえば、NTTコミュニケーションズの「リモートオフィスソリューション」などが例として挙げられる。

 このサービスは、3G回線や公衆無線LAN、専用スマートフォン端末などをパッケージ化したもの。050IP電話アプリが標準搭載されており、050IP電話同士はもちろん、同社の直収型電話サービス「ひかりライン※2」との通話も無料となるなど、オフィスの固定電話も含めた電話料金のトータルコストが削減できる。

 さらに、端末紛失時のリモートロックやワイプなど、社員の端末を管理するMDM(モバイルデバイス管理)も備わり、情報漏えいなどのセキュリティ面も万全だ。また、同社のクラウドサービス「BizCITY」との組み合わせで、自社のメールやシステムへのアクセスが可能になる。

 経営効率向上への対応、生活様式の多様化、厳しい経済環境のなかで、人々の働き方も変化している。スマートフォンのビジネス利用に対する期待は、そうした変化への対応を企業や社会に求める声でもある。ユーザーの「コスト」「セキュリティ」への懸念を払拭する企業の努力や周辺サービスの充実が求められている。

※2 「ひかりライン」から「050 plus for Biz」への無料通話は、別途オプション料金「ひかりライン間通話定額」が必要
 
 

[制作/ダイヤモンド社 企画制作チーム]
 

 

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