構造ではなく「全体像」を把握したい

大嶋 6~8個という数を選ぶまではいいのですが、それを「テーマの回りに貼る」というのはちょっとめずらしいやり方だと感じますが、どんな意味があるんですか?

西村 これは感覚的なものですが、8個というのは曼荼羅の数で、テーマの回りに貼るのは、全体を一覧して、ホリスティック(全体的・俯瞰的)に見られるからですね。私にとっては、この感覚がとても大事なんです。

大嶋 よく、わかります。ノートを使って、一つひとつの情報とそのつながりを網羅的に把握すれば、生産性アップにつながります。たとえて言うなら、同時に「木と森を見る」ようなものですね。

西村 ピラミッドストラクチャーやロジカルシンキングで構造化するのも大事なんでしょうけど、そういった構造化より「ホリスティックに全体を俯瞰して見る」こと。そのうえで、優先順位を決めたり、「to doに落とし込んでいく」という流れを大事にしています。

大嶋 実際、私はピラミッドストラクチャーやロジカルシンキングで構造化する技術をいろんな企業で教えているんですが、ときとして、「自分の思考が展開していかない……」という違和感を覚えることがあります。

西村 もっと、ビジュアライズになってほしいという?

大嶋 そうです。私自身が、感覚的な人間なので(笑)。

 それで、私は研修でも「あなたは文章派?ビジュアル派?」と聞いて、文章派の人には箇条書きで構造化するのをオススメして、ビジュアル派の人には、西村さんに近い感じで、ビジュアル重視の使い方をすすめる場合もあります。

西村 その人の感覚にフィットするのが大事なのでしょうね。