ケーキなどの一つひとつ小分けで包装されていないお菓子を買ってきた場合、なぜか切り分けるのは女性スタッフが多い、といった問題も職場では起こりがちである。むろん、お皿や包丁、フォークを誰が洗うのはほとんどが女性だという問題もつきまとう。

 また一方で、配られる側の困惑もある。たとえば、ダイエット中の場合。できれば間食は避けたいが、配られたお菓子を食べないのは失礼にあたると考える人もいる。仕方なく食べているうちに、体重がみるみる間に増えて……なんてことも起こっている。

「お菓子外し」という嫌がらせも誕生

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 さらに、最近では「お菓子外し」という言葉もあるそうだ。お菓子を配る対象から意識的に外す嫌がらせの一種である。お菓子は職場のコミュニケーションを円滑にする効果も確かにはあるが、その半面、職場の人間関係を面倒臭い状況にも陥れている。

 カーリング女子日本代表チームのような、ほのぼのとした「もぐもぐタイム」ならばいいものの、現実の職場ではそう上手くはいかないようだ。規則で禁止されていない限り、職場での間食をやめる必要はない。しかし、せっかく美味しいお菓子を食べるならば、それによって職場で軋轢を生じさせないように気をつける配慮はしたいものである。

 あなたの「もぐもぐタイム」は、誰かの悩みの種になっていないだろうか。今一度、我が身を省みる必要がある。そもそも、過度の間食は体にもよくはない。もぐもぐもほどほどに、ということであろう。

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(フリーライター 宮崎智之)