新宿・歌舞伎町で書店「歌舞伎町ブックセンター」を経営する“本好き”のカリスマホストとして知られる手塚マキさん Photo by Kaori Nishida
本記事はハフポスト日本版からの転載記事です
「漫画 君たちはどう生きるか」が今日も、近所の書店で一番目立つ棚に並んでいる。
ストレートなタイトルと、こちらを見透かすような眼差しを向ける少年の表紙が印象的だ。
原作は日中戦争が始まる昭和12年(1937年)の出版。15歳の少年・コペル君が、学校のいじめや同級生の貧困、友人関係などを、メンター的存在である「おじさん」に相談しながら、生きる意味を自分に問い続ける。
異例の大ヒットで、新装版と合わせて200万部を突破した。
でも、なぜだろう。この本を読んでいる自分の姿を知り合いに目撃されるのは、何だかちょっと恥ずかしい。中学生のようにウジウジ悩んでいる、と思われたくない。
夜の歌舞伎町を生き抜き、悩みたっぷりの大人たちと接してきたカリスマホストの手塚マキさんは、今40歳。この本から、“いい大人たち”が学ぶべきことを聞いた。








