Photo by Kenji Momota

90スープラの仕様は?

 さて、気になる90スープラの中身だが、今回は詳細の発表はなかった。だが多田氏がいくつかのヒントを出してくれた。

 基本コンセプトは、2シーターのみの設定。さらに、「ホイールベースが86より短い」。つまり、操縦安定性を重視したグランドツーリングではなく、機敏に走ることもできる本格派スポーツカーの素質がある。

 ボディデザインは、北米トヨタのデザイン拠点であるキャルティデザインスタジオの案を採用した。キャルティでは以前、次期スープラをモチーフとしたコンセプトモデル・FT-1を発表しているが、量産の90スープラのデザインとFT-1は別個のものだという。

 エンジンレイアウトは、スープラの基本である、フロントエンジン・リアドライブ(FR)。

 エンジンは過去4世代と同じく、6気筒が最低条件。自然吸気エンジン、さらにターボエンジンやハイブリッドの存在も否定はしなかった。排気量については触れなかった。

 トランスミッションはオートマチック、またはドイツ系スポーツカーが使用することが多いDCT(デュアルクラッチトランスミッション)などの可能性がある。マニュアルトランスミッションについては「従来型のH型パターンを採用する気はない。ただし、レース車ようなシーケンシャルシフトを将来的に設定することは検討したいですね」(多田氏)。

 また、注目の販売価格については「最終的な車格も含めて、現在検討中」とのことだ。