ところが、楽天ポイントやTポイントで買い物をしたり、SuicaやPASMOで乗車料金を支払ったりしているのに、こと仮想通貨になると、意地でも「お金ではない」と主張する人がいますが、この点については私は大きな違和感を覚えます。
もちろん、仮想通貨はコンピュータ内のデータなので目には見えません。
しかし、銀行に預けている紙幣や硬貨も目には見えません。
ただの預金通帳に印字された数字の羅列です。もしくは、銀行内のサーバの数字をwebブラウザで見ているだけです。
確かに、現在はまだ仮想通貨に「お金」としての使い道はほとんどありません。
しかし、仮想通貨を支えている「ブロックチェーン」という技術は、全世界の政府、中央銀行から大手企業まで注目されており、仮想通貨が次世代の「お金」になる可能性は十分にあると考えます。
前回の第21回連載でも述べましたが、仮想通貨はイノベーションであり、近い将来パラダイムシフトを起こすと推察されます。
仮想通貨に懐疑的な人も、そのときになれば「仮想通貨はお金である」と認識、実感するのでしょうが、そうではなく、早速今日から「仮想通貨はお金である」と認識を改めてはいかがでしょうか?
今回は「仮想通貨はお金である」というお話をしましたが、すべてのものがインターネットにつながるIoTの時代が到来したら、そのときの決済手段は仮想通貨になると思われます。