上司の説教中に「はい。わかりました。やります」の相づちが厳禁な理由

近年、注目が集まっている“働き方改革”だが、これから社会人になる人や新入社員にとって長い社会人生活に不安は付き物ではないだろうか。特に、入社3年目は依然として離職率が高いといわれている。イキイキと自分らしく働くためにはどんなことを心がければよいのか?『入社3年目からのツボ 仕事でいちばん大事なことを今から話そう』著者・森憲一氏が、仕事人生を生き抜くコツをアドバイスする。

お礼の連絡は超即レスポンス&最低3回は伝えること

 多くの若手社員は、上司や先輩、取引先からごちそうになった経験があるだろう。その時、ほとんどの人がお店を出てすぐに、「ごちそうさまでした!」「ありがとうございました!」とお礼を伝えるはずだ。

 しかし、社会人はこの後の行動で自分の印象を大きく左右する。その行動とは、ごちそうしてくれた人と別れ、一人になったら即座にメールする“超即レスポンス”だ。

 お礼に加え、何か気の利いた一言を添えて、帰る道すがらメールをする。もちろん、翌日のオフィスや近々で顔を合わせる機会がある場合は、直接お礼を言うことも忘れてはいけない。

 これらの行動は、「常識」や「礼儀」であること以上に仕事をしていく上でとても大切なことである。このお礼のやり取りは、そのまま仕事での信頼関係にもつながってくるからだ。