……用意はいいですか?
いかがでしょうか?(上図)
これは同じデータを「10年平均」と「20年平均」に直したものです。その年から過去10年・20年を遡ったときの年平均利回りに直すと、じつはS&P500インデックスの利回りがマイナスになったことは、過去90年のうちで一度もありません。
つまり、このインデックスに連動した投資信託があったとして、これを10年以上保有し続けてさえいれば、どのタイミングで購入しても、損をする人はゼロだったわけです。
たとえば、1974年の利回りはマイナス25.90%と大きく落ち込んでいますが、もし1965年から1974年までの10年間にわたって投資を続けていたとすれば、年平均2.51%の利回りは確保できていることになります。あるいは、1955年から20年間にわたって投資していた人は、なんと年平均で8.38%の利回りです。