活ロブスターをどうした?
「志麻さんと一緒に料理をしていた時の印象的なエピソードってありますか?」
「初めて来ていただいた2016年春、友達を招待してみんなでおうちビストロを堪能しようと思い、志麻さんにお願いしました。3時間ずっと一緒に料理して、途中、娘も参入しながらいろいろなコツを伝授してもらいました。
志麻さん定番のキャロット・ラペ、鶏のクリーム煮のバターライス添え、お野菜たっぷりスープ、ロールキャベツに加え、事前に“活ロブスター”を仕入れておいてテルミドールをお願いしました。
プロの手にかかると、どうしてこんなに違うのかとびっくりするくらい、どれも本当に美味しく素敵なランチになりました。調理時に出たロブスターの殻を使ったビスク(クリームベースのなめらかで濃厚な味わいのフランス料理のスープ)の作り方も教えてもらいました」
「活ロブスター?」
「これは楽天で、前日に仕入れておきました。当日まで生きていたので、料理しようとしたら、大きなハサミでこちらを威嚇してきたのですが、志麻さん曰く『新鮮なロブスターはお湯に入れるとキューと泣くんですよ』と言い、『キュー』という音を聞きながら、みんなで盛り上がりました」
「いやー、てんこ盛りエピソードをありがとうございます。次回は志麻さんご自宅訪問、2回目以降の面白いエピソードを聞かせてください」
「はい、わかりました」
彩りあざやかで、冷蔵庫の少ない食材でできる志麻さん「プレミアムレシピ」の数々は、連載第1回を、ぜひご覧いただければと思います。