歴史上のifを語ってみても、しょうがない、と思いますか?
逃がしてしまった魚を捕まえていたら、とか、
掴めなかった女神の後ろ髪を掴めていれば、などと
過去を後悔する泣き言だったら言わぬが花かもしれません。
幾ばくかの教訓を得るにしても、そんなifだったら、言っても始まりませんよね。
でも、世の中には、前向きのifもあるでしょう。例えば、大成功を収めたビジネスパーソンが、自らの半生を振り返って、もしも、あの時、あの場所で、あの上司に出会っていなければ、今の自分はなかったかもしれない、と感じることはあるでしょう。
そんな場合のifは、考えてみる価値のあるifと言えないでしょうか?
何故なら、成功の秘訣が何処に潜んでいるのかを解明する一助になるからです。やはり、ある種の運命的な出会いが、ひとつの決定的な要因になっているからです。
自分の中に眠っていて、自分でも気が付いていない才能を、引き出してくれる存在。そんな名伯楽との出会いが、成功に至る道でもあるのです。
と、言う訳で、今週の音盤は、マイケル・ジャクソン「スリラー」です(写真)。