頭の悪い人が「頭のいい人」に生まれ変わる、たった1つの毎日の習慣とは何か。
次々と新たなビジネスを仕掛ける稀代の起業家、佐藤航陽氏。「これからどう生きるか?」を徹底的に考察した超・期待作『ゆるストイック』を上梓した。これからの生き方として重要なキーワードは、「ストイック」と「ゆるさ」。令和のヒーローたち(大谷翔平、井上尚弥、藤井聡太…)は、なぜストイックに自分に向き合い続けるのか。『ゆるストイック』では、「どのように日常を過ごしていくべきか」を言語化し、誰でもできるプロセスとしてみなさんに共有する。(構成/ダイヤモンド社・種岡 健)
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「頭のいい人」に生まれ変わる習慣
「自分は頭が悪い」と感じている人の多くは、思考力が足りないのではありません。
足りないのは、「自分を客観視する時間」です。
『ゆるストイック』という本では、成長の前提として、ある習慣を提案しています。
そのためには、「メンテナンス時間」を意識的に作ることが大切です。
これは、自分と環境を見つめ直す時間です。日々の充実度を確認し、自己との対話を深めるための貴重な時間なのです。
――『ゆるストイック』より
ここで言う「メンテナンス時間」とは、自己点検の時間です。
多くの人は、外の世界には敏感でも、自分の内面には鈍感です。その結果、同じ失敗を繰り返します。
頭がいい人は、思考回数が多い人ではありません。
「振り返り回数」が多い人です。
自分をデータ化せよ
本書は、より具体的な方法も示しています。
毎日を点数で評価して記録する習慣も効果的です。
私は「毎日まめ」というアプリを使い、毎日を5点満点で評価しています。最高の1日には5点、逆に気分が低かった日は1点をつけて、さらに歩数や天気、気圧、簡単な3行日記も合わせて記録しています。
このアプリでは、点数ごとにソートできるため、「どんな日が自分にとって『最高』だったのか」「どんな日が『最低』だったのか」などを、客観的に振り返ることができます。
データ分析に慣れている方であれば、自分の日常にこの分析を応用して、自分にとっての理想の日を可視化するようなイメージです。
――『ゆるストイック』より
ポイントは「感覚」ではなく「記録」です。
頭の悪い状態とは、自分のコンディションや成果を曖昧にしか把握していない状態を指します。
記録する。
点数をつける。
傾向を見る。
これだけで、思考の質は劇的に変わります。
自分を改善対象として扱う
さらに本書は、振り返りの効果をこう述べます。
こうして自分の傾向が見えると、よりよい日を増やし、悪い日を減らすための工夫がしやすくなります。
たとえば、私は睡眠が十分でない日や低気圧の日には無理をせず、調子を上げたければできるだけ創造的な活動を取り入れるようにしています。
このように、自分を客観的な「改善対象」として理解することで、プロセスを楽しむことができます。まるで、ゲーム感覚で高得点を目指すように、自己成長に取り組むことができるのです。
――『ゆるストイック』より
ここに核心があります。
自分を感情で扱うのではなく、「分析対象」として扱う。
頭がいい人とは、IQが高い人ではありません。
自分の傾向を把握し、改善を繰り返せる人です。
たった1つの習慣とは?
答えはシンプルです。
毎日、自分を振り返ること。
5分でもいい。
点数をつけるだけでもいい。
ゆるストイックとは、激しく努力することではありません。
淡々と自分を観察し、少しずつアップデートしていく姿勢です。
頭は、才能ではなく習慣で変わるのです。
株式会社スペースデータ 代表取締役社長
1986年、福島県生まれ。早稲田大学在学中の2007年にIT企業を設立し、代表取締役に就任。ビッグデータ解析やオンライン決済の事業を立ち上げ、世界8ヵ国に展開する。2015年に20代で東証マザーズに上場。その後、2017年に宇宙開発を目的に株式会社スペースデータを創業。コロナ禍前にSNSから姿を消し、仮想現実と宇宙開発の専門家になる。今は、宇宙ステーションやロボット開発に携わり、JAXAや国連と協働している。米経済誌「Forbes」の30歳未満のアジアを代表する30人(Forbes 30 Under 30 Asia)に選出される。最新刊『ゆるストイック』(ダイヤモンド社)は9.5万部を突破した。
また、新しくYouTubeチャンネル「佐藤航陽の宇宙会議」https://youtube.com/@ka2aki86をスタートさせた。








