マツコが磨き上げた
「水の一白」の4つのスタイル
マツコの「9code」、「水の一白」です(すべての人が生年月日で9タイプに分かれる判定法は本書にあります)。
この連載でもいろいろ触れてきましたが、「水の一白」の「最大の特徴」を覚えていますでしょうか?
そう、いかなる現場・状況にも対応できる“柔軟性”です。
この柔軟性は、あなたも感じているように、マツコの武器のひとつです。
マツコの出演するテレビを常に見ている人は感じているでしょう。
番組によって、マツコは自分の状態を変えていることに。
「月曜から夜ふかし」(日本テレビ系)だと、相方の村上信五さんのキャラに合わせて、きつめのツッコミをします。
昔、「マツコ&有吉の怒り新党」、現在「マツコ&有吉かりそめ天国」(テレビ朝日系)では、有吉さんの毒舌に合わせ、怒りを爆発させます。
他にも番組はありますが、よく見ると微妙に立ち位置を変えているのです。
番組の色に合ったパーソナリティを演じています。
コラムニストの木村隆志氏の「マツコは、なぜここまで人の心をつかむのか」と題したコラムによると、マツコが番組により絶妙にMCの役割を演じ分けているとしています。
「コンビ芸人型」「王道型」「記者型」「レポーター型」の4スタイルをあげ、「4つのスタイルを使い分ける柔軟性があるのは、芸能界でもマツコさんだけ」と綴っていたほどです。
さらに、あるテレビプロデューサーの話によると、一見かなり毒舌でNGワードを発言してそうに見えますが、実はかなりの頭脳派だそうです。
すべてを計算し、ギリギリのラインで言葉を発しているとのこと。
そのギリギリさに視聴者がくいつき、視聴率を取っているのです。
決してNGワードではないため、炎上もしません。
TV局にとっては非常にありがたい存在なのです。
この頭のキレ味も、とても「水の一白」らしいですよね。
柔軟性と頭の回転はイコールでつながるところもあります。
緻密に計算して、その場を盛り上げる。
まさにマツコは、素晴らしい「水の一白」の気質の持ち主と言えるのです。
一白の人間でなければ、このような芸当はできないでしょう。
柔軟性と言えば、あのタモリも「水の一白」。本連載でも非常に人気記事になりましたが、「水の一白」の現場の強さがわかりますよね。