結婚をなかなかしないのに、結婚自体には明るい展望を持っている――。そうした平成生まれの独特の感覚は、昭和生まれからすると理解しづらいものなのかもしれない。

 一方で、ネット上でも頻繁に議論になる「デート代の割り勘」については、こちらは世間一般のイメージどおり、「割り勘派」は昭和生まれ(27.8%)よりも平成生まれ(47.6%)のほうが多い。昭和生まれのほうが「男性のほうが多く支払うべき」という考え方に固執してきたようだ。 女性の社会進出が叫ばれる昨今では、デート代も平等にする、という価値観が、平成生まれの間では浸透してきているものと分析できる。

昭和生まれの「あたり前田のクラッカー」

 最後に、「“この人は、平成・昭和生まれだな”と感じる言動」について見ていこう。

 まずは、昭和生まれから見た平成生まれの特徴について。1位を獲得したのは、「すごい、感動などの意味で『ヤバイ』と言う」(45.6%)となっている。次いで「固定電話を持っていない」(40.2%)、「驚いたとき『マジっすか』と言う」(36.4%)、「ニュースは新聞よりネットで見る」(31.0%)、「上司にタメ口で話す」(28.0%)の順となった。

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 逆に、平成生まれは昭和生まれの特徴について、「あたり前田のクラッカーと言う」(41.8%)、「カップルのことをアベックと言う」(38.6%)、「『D』の発音を『デー』と言う」(36.6%)、「飲み会の席で頭にネクタイを巻く」(31.2%)、「『ザギン』(銀座のこと)など業界用語を使う」(30.4%)などを挙げている。さすがに「あたり前田のクラッカー」というオヤジギャグを使う人は絶滅危惧種だとは思うが、あまりのインパクトに1位に輝いた。ギャグを飛ばすときは、時代後れになってないか注意してほしい。

 どうだっただろうか。30年以上続いた平成の世も、そろそろ終わり。次の年号になっても、また新たなジェネレーションギャップが生まれてくるだろうが、異なった時代や環境で育ったのだから、ある程度は諦めるしか方法はない。ギャップはどうやったって生じることだと肝に命じて、世代間の友好と親睦をはかっていきたいものである。

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(フリーライター 宮崎智之)