大手メーカーはスター選手や
チームのスポンサーになり成果をあげた

 TCLも積極的にロシア市場の開拓に積極的だ。 TCL集団の高級副総裁で、TCL電子控股有限公司CEOの王成氏は第一財経の取材に対し、2018年のロシアのテレビ市場は600万台以上の売上が見込まれると答えた。

 また、1億4000万人もの人口を持つ大国であるロシアの国内市場は大きな潜在力を秘めている。長年の努力により、ロシア事業のさらなる拡大は現在のTCL集団の重要な仕事となっている。

 王氏はさらに「事業のさらなる拡大に伴い、スマート製造とインターネットコンテンツの協力は大きく発展する余地のある分野となっている」と語った。

 TCLロシア総代理店の責任者チュリコフ(Churikov)氏は「ネイマール選手のグローバルスポークスマン起用が功を奏し、TCLのロシア市場での売上高は業界平均の2倍の30%増となった」と語った。

 TCL電子控股有限公司CEOの王氏は記者の取材に対し、「今年2月にネイマール選手のグローバルスポークスマン起用を発表してから、TCL&ネイマールという広告を世界15ヶ国、200の以上の都市に出し、ワールドカップ開催都市では出すべきところにきちんと広告を出した。

 また、小売店にネイマールコーナーを設けたり、消費者にネイマール関連グッズを配ったりと、ワールドカップをテーマにした、ハイエンド製品の販売促進活動を行なった」と語った。

 TCLは世界160以上の市場に参入している。王氏はさらに、「TCL のテレビの昨年の売上は前年比15.9%増の237.74万台に上り、世界第3位のテレビブランドの座をキープしている」と語った。

 スター選手やチームのスポンサーになることは効果的で、国内市場にも好影響を与えている。 海信は4月より、北京、上海、広州でスポーツマーケティングの目玉となりうる地元のスター選手を探している。

 EC(電子商取引)「6.18」商戦の期間中、TCL取り扱い商品のオンライン販売の売上高は45.1%増の16億5000万元に上り、主力商品は基本的にネイマール選手を登場させた販売促進を行なった。

 5月下旬に長虹がユーザに向けて募集した「虹魔応援団」は、現在ロシアでワールドカップの試合を観戦している。 6月に、長虹は中国の多くの都市で「虹とともに赤くなろう(ここでいう赤はベルギーチームのユニフォームの色)」というサッカーファンがバーに集うイベントを催し、多くのユーザーが参加した。長虹関係者は「このイベントはユーザーとブランドとの交流を深めることができる」と述べた。