5月の失業率や求職者数などが記録的に改善しました
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 5月の完全失業率は、前月比0.3ポイント低下の2.2%となり、1992年10月以来の低い水準になった。有効求人倍率も44年ぶりに1.6倍となり、中でも正社員に限った求人倍率は1.1倍と過去最高を更新した。

 さらに就業者数も6673万人(季節調整済み)に達し、比較可能な1953年以降で最高水準になっている。

 こうした記録的な雇用改善の背景は何か。

金融政策は雇用政策
景気拡大で就業者数が増加

 本コラムの読者であれば、金融政策が雇用政策であることを筆者が繰り返し書いてきたことを知っているだろう。その意味では、失業率が低下し、有効求人倍率が上昇してきたのは、筆者の想定内のことだ。

 失業率の定義は、労働力人口に対する完全失業者の占める割合だ。完全失業者は労働力人口から就業者を引いたものなので、失業率は、1から就業者数の労働力人口に対する割合を引いた数になる。