――パソコン(PC)やスマートフォンでいろいろなサードパーティーのアプリが使えるような感覚ですか?

 まさにそれ。「App Store」(米アップルによる「iPhone」などで使えるアプリのダウンロードサービスで)みたいなイメージでサービスを提供します。

――具体的にはどんなアプリが使えるようになっていく?

 人工知能(AI)を活用した画像診断、遠隔で医師が診断画像を読影する遠隔診断、放射線装置の被ばく線量管理、装置の稼働率など病院経営の指標データ管理・分析などなど、多岐にわたっていきます。

――つまりはハードではなく、ソフト、サービスで勝負する?

 そうです。うちはもう機械売りに執着するつもりはない。サービスを提供する会社になっていきたいんです。

 われわれが売ってきた画像診断装置などは、全て病院にとっては経営資源です。いろいろな技術が加速度的に進化していくなかで、資源である装置がすぐに陳腐化し、最新のシステムに対応できなくなってきている。

 だから最新の機器を病院に都度売ることを考えるのではなく、クラウド上でサードパーティアプリケーションも含めて提供するサービスを展開していくことにした。製品を売るんじゃなくて、うちが資産として持ったままで使ってもらい、使用料をいただくという収益構造にシフトしているんです。

 装置を更新する予算がないからボロボロの状態で使い続けるというのではなく、最新のものを使ってもらい、メンテナンス、アップグレード、入れ替えはこちらが行う。「MES」(経営をサポートし機器の運用や管理などを行うサービス)のスキームなども提案しています。