先週末に行われたJ1リーグ第18節は、体風12号の影響で予定されていた7試合中、2試合が中止になったが、ファンの注目度は非常に高かった。
今夏スペインからやってきたビッグネーム、神戸に加入したアンドレス・イニエスタと鳥栖に加入したフェルナンド・トーレスがともに初先発。また、ガンバ大阪の監督に就任した宮本恒靖氏が初采配を振るという大きな話題性があったからだ。
神戸は現在4位と優勝も狙える位置にいるが、鳥栖は17位、ガンバ大阪は16位とJ1残留の危機にあり、大物の外国人と新監督の起用という大きな刺激でチームは変わるか、という見どころがあった。が、鳥栖―磐田戦は0-0、ガンバ大阪―鹿島戦は1-1のドロー。思い切った刺激を与えてもチームの悪い流れはすぐには止められないようだ。
イニエスタとトーレス、別格の集客力
外国人枠撤廃が来期にも実現か
ただ、イニエスタとトーレスの集客力はやはりすごい。神戸のW杯前のリーグ戦ホームゲーム7試合の平均観客動員は約1万7000人だったが、イニエスタ加入直後(途中出場)の湘南戦は2万6416人と1万人近く増えたし、初先発した柏戦も2万2879人を記録した。