(2)再現性を手に入れる

 株式投資で経験を重ねるということは、実践を通じて成功や失敗を何度も重ねていくことです。もちろん、失敗は誰にとっても嫌なものです。

 しかし、あるときから失敗には、なるべくしてなったという「失敗のルール」があることに気づきます。

 同じく、成功には「成功のルール」があることに気づきます。こうして、ルールに従って失敗を減らし、同じ成功を増やすことを「再現力」あるいは「再現性」と呼びます。

 株式会社USENの宇野社長や、サイバーエージェントの藤田社長など、優秀でありながら、倒産寸前まで資産を失ってしまった経営者は大勢います。

 しかし、今はまた大きく復活して、さらに事業を拡大させています。そうしたマイナスから、再起できた要因はなんなのか。

 その1つに、成功を再現できる方法を知っていたから、というのがあります。「再現性の重要性」は、実業家なら誰でも知っています。

 再現性はビジネスを成功させるための、必要不可欠な成功のためのドライバーです。

 一方で、株式投資での再現性となると、大抵の人が知らないことの1つです。

 ・成功からは、成功するルールを学ぶ
 ・失敗からは、失敗しないルールを学ぶ

 そうして、もう一度、同じ成功ができるようにする。さらにもう一度、もう一度……、と繰り返しながら、じょじょに負けパターンを減らして、勝ちパターンの再現性だけを追求するわけです。

 どんなに派手なテクニックでも、こうした地味な繰り返しが重要です。

 知識が投資家を勝たせるわけではありません。そこに、再現性があるか、ないかです。再現性が確立された技法は、何度でも繰り返すことができます。

 一方、本を読めばボリンジャーバンドやサイコロジカルなど、さまざまなテクニックが書かれています。それらを使って、一度ぐらいはまぐれ当たりするかもしれません。

 しかし、残念ですが、あなたがその再現性をきちんと説明できなければ、それは本当にまぐれです。

 大切なことは、あなたがそのテクニックを使って、いかに相場で再現できるかということなのです。